展覧会「牧野良三──舞台美術における伝達と表現」が、東京の武蔵野美術大学 美術館・図書館にて、2021年11月29日(月)から12月21日(火)まで開催される。
長年にわたって、オペラ・バレエの舞台美術や、ロッテワールドなどのテーマパーク・商業施設の開発・デザインを手がけてきた牧野良三。その自選展「牧野良三──舞台美術における伝達と表現」では、牧野の仕事のうち、歌劇である「オペラ」と、より音楽に焦点を合わせた演奏会形式の「オペラコンチェルタンテ」というふたつの形式で上演された演目の資料を比較することで、舞台美術の役割を再考する。
舞台美術の大きな仕事は、上演作品の歴史的・地理的背景や登場人物の心情を、観客がイメージとして共有できるように、視覚環境へと具現化することであるといえる。
本展では、オペラ《愛の妙薬》、バレエ《白鳥の湖》、オペラコンチェルタンテ《オテロ》や《サロメ》など、牧野が携わってきた舞台美術のデザイン画や設定資料を展示。オペラの上演で求められる情報と、オペラコンチェルタンテで望まれるものをどのように捉え、いかにして観客に提示したのかに着目し、舞台形式の違いに伴う情報の差異の伝達と表現について考える。
展覧会「牧野良三──舞台美術における伝達と表現」
会期:2021年11月29日(月)〜12月21日(火)
会場:武蔵野美術大学 美術館展示室4・5
住所:東京都小平市小川町1-736
休館日:水曜日
入館料:無料
※完全予約制(詳細は決まり次第ウェブサイトにて告知、学内(学生・教職員)は予約不要)
※会期などは変更となる場合あり(最新情報はウェブサイトにて確認)
【問い合わせ先】
武蔵野美術大学 美術館・図書館
TEL:042-342-6003