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染織史家・吉岡幸雄の回顧展が細見美術館で - 再現衣裳や染織遺品などから探る“日本の色”

特別展「日本の色─吉岡幸雄の仕事と蒐集─」が、京都の細見美術館にて開催される。なお、2021年4月27日(火)より臨時休館。今後の予定は改めて告知される。

染織史家・吉岡幸雄の軌跡をたどる

源氏物語 蘇芳のかさね 袖部分
源氏物語 蘇芳のかさね 袖部分

江戸時代より京都に続く染色工房の五代目当主であり、染織史家でもあった吉岡幸雄。伝統的な日本の色を求めた吉岡幸雄は、古来の文献や伝世の染織遺品などの研究を重ねる。また、各地に伝わる染料・素材・技術の保存と復興に努めるとともに、社寺の祭祀や古典文学などにみる色彩や装束の再現・復元も手掛けた。

古代印度更紗(赤星家旧蔵)
古代印度更紗(赤星家旧蔵)

特別展「日本の色─吉岡幸雄の仕事と蒐集─」は、吉岡幸雄の業績を回顧する没後初の展覧会。日本古来の染色方法による再現衣裳や、布の骨董品“古裂”などから、その軌跡を紹介する。

“いにしえの色”の再現

源氏物語 澪標
源氏物語 澪標

吉岡の工房「染司 よしおか」は、日本古来の染色方法によって“いにしえの色”の再現に取り組んでいる。本展では『源氏物語』に表現された衣装や色彩を再現した「源氏物語 澪標(みおつくし)」や「源氏物語 蘇芳(すおう)のかさね」などから、吉岡幸雄の仕事を紹介する。

貴重な染織遺品の蒐集

古裂帖(旧野村コレクション)
古裂帖(旧野村コレクション)

「染司 よしおか」には、研究のために吉岡幸雄と父・常雄が収集した多彩な古裂が保存されている。会場では、正倉院裂や法隆寺裂、古代印度更紗といった舶来の更紗、そして近世の「小袖屏風」で知られる小袖裂など、貴重な染織遺品の数々を目にすることができる。

展覧会概要

特別展「日本の色─吉岡幸雄の仕事と蒐集─」
会期:2021年1月5日(火)〜5月9日(日)
※4月27日(火)から緊急事態宣言発出期間の終了まで全館休館(今後の予定は改めて告知)
※当初は4月11日(日)までの予定であったが延長
※4月12日(月)・13日(火)に展示替えを実施
会場:細見美術館
住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(5月3日(月・祝)は開館)、4月13日(火)、5月6日(木)
入館料:一般 1,400円、学生 1,100円
※最新情報は美術館ホームページにて確認

【問い合わせ先】
細見美術館
TEL:075-752-5555

Photos(4枚)

染織史家・吉岡幸雄の回顧展が細見美術館で - 再現衣裳や染織遺品などから探る“日本の色”|写真1 染織史家・吉岡幸雄の回顧展が細見美術館で - 再現衣裳や染織遺品などから探る“日本の色”|写真2 染織史家・吉岡幸雄の回顧展が細見美術館で - 再現衣裳や染織遺品などから探る“日本の色”|写真3 染織史家・吉岡幸雄の回顧展が細見美術館で - 再現衣裳や染織遺品などから探る“日本の色”|写真4

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