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「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点

フランスの画家、ジョルジュ・ルオーと日本の繋がりにフォーカスした展覧会「ルオーと日本展 響き合う芸術と魂 - 交流の百年」が、パナソニック汐留美術館にて、2020年6月5日(金)から6月23日(火)まで開催される。なお、当初は4月11日(土)の開幕予定であったが、変更しての開催。

20世紀最大の宗教画家ジョルジュ・ルオー

ジョルジュ・ルオー《青髭》 
1948年 油彩/厚紙(亜麻布で裏打ち)個人蔵
ジョルジュ・ルオー《青髭》
1948年 油彩/厚紙(亜麻布で裏打ち)個人蔵

20世紀最大の宗教画家とも呼ばれるフランスの画家、ジョルジュ・ルオー。彼は、キリスト教を篤く信仰し、それを自身の芸術のインスピレーション源としていた。

画家になったきっかけは、象徴主義の画家ギュスターヴ・モロー。彼の薫陶を受け、画家の道に乗り込んだルオーは、その後精神的に苦難な道を乗り越え、社会の底辺の人々の悲哀や社会の矛盾への憤りを主題とする独自の画風を切り開いた。そして彼の作風は、現在でこそ代表的作風とも言われる、深いキリスト信仰に根ざした穏やかなものに。晩年には、絵具を厚く塗り重ねた独特の油彩表現によって、慈愛や静謐さをたたえた人物像や風景画を多く残している。

アトリエのルオー
アトリエのルオー
©YvonneChevalier

日本ゆかりのルオー作品が集結

「ルオーと日本展 響き合う芸術と魂―交流の百年」では、ルオーと日本との物語性豊かな接点に注目しつつ、日本で称賛されてきたルオーの油彩画、水彩画、版画と、日本の近代洋画を代表する画家たちによる選りすぐりの作品を展示する。国内外より集めた約80点の作品と書簡などの関連資料を通して、ルオーが日本の洋画史に果たした役割や、日本におけるルオーの評価の特異性を浮き彫りにしていく。

序章からはじまり、3つの章を通してルオーと日本の繋がりを知る

第1章:出会い―ルオーと日本の相互関係

第1章で紹介するのは、ルオーと日本の出会いに纏わる作品。そのはじまりは、1920年代、フランスに留学していた梅原龍三郎や里見勝蔵などの日本人芸術家が、パリでルオーの作品を目の当たりにし、衝撃を受けたことだった。彼らは作品を購入して帰国するなど、ルオー作品が日本へ紹介される礎を築いていったという。

例えば、本展で紹介される≪両腕を挙げた裸婦≫のような裸婦像を見た里見は、その衝撃と賛辞を日本の雑誌に綴った。また、ルオーの作品を特徴づける絵画様式を如何なく感じられる≪ピエロ≫も、日本人芸術家たちに感銘を与えた作品のひとつで、コレクター福島繁太郎が雑誌を通して日本に紹介している。

三岸好太郎《道化》
1930-31年頃 油彩/キャンヴァス 北海道立三岸好太郎美術館
三岸好太郎《道化》
1930-31年頃 油彩/キャンヴァス 北海道立三岸好太郎美術館

第2章:影響―近代日本の画家たちにおけるルオーの受容

1929年から1934年までは、ルオー作品が集中的に日本で紹介された年。特に1934年の「福島コレクション展観」では、ルオーの油彩画やグワッシュ作品10点が一堂に集まり、その作品群から日本の若手画家たちは大きな刺激を受けた。

第2章では、こうしてルオー作品を称賛し、一時期でも主題や技法に変容をみせた近代日本を代表する画家、里見勝蔵、梅原龍三郎、松本竣介、三岸好太郎らの作品を展観する。

ジョルジュ・ルオー《クマエの巫女》 
1947年 油彩/紙(格子状の桟のついた板で裏打ち)個人蔵、パリ
ジョルジュ・ルオー《クマエの巫女》
1947年 油彩/紙(格子状の桟のついた板で裏打ち)個人蔵、パリ

第3章:所有―戦後の日本におけるルオー評価とコレクションの広がり

第二次世界大戦後の東京国立博物館でのルオー大回顧展と、本人の死がきっかけとなり、雑誌での特集掲載、関連書籍の発行などが行われ、現代にいたるまでの高い評価を確立したルオー作品。

第3章では、戦後の日本で特に愛好され、所蔵されてきた晩年の作品を関連資料とともに紹介する。晩年の作品には、宗教的な人物を描いた、彼の宗教信仰の篤さを窺い知ることのできる作品も多数。同時代の芸術家だけでなく多くの文学者やコレクターを魅了したこれら作品が、会場来場者の目を釘付けにする。

なお、フランスの美術館から借用する予定の作品24点が5月9日(土)の開幕に間に合わないことが予想されており、開幕時からフランスの所蔵作品が展示できるまでは、出品予定だった作品についてはパネル紹介。また、パナソニック汐留美術館所蔵のルオー作品を追加して展示する。

【詳細】
「ルオーと日本展 響き合う芸術と魂 - 交流の百年」
会期:2020年6月5日(金)〜6月23日(火)
※当初は4月11日(土)からの会期を予定していたが、開幕が延期
会場:パナソニック汐留美術館
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:水曜日(6月10日(水)・17日(水)は開館)
入館料:一般 1,000円、65歳以上 900円、大学生 700円、中・高校生 500円、小学生以下 無料
※20名以上の団体は100円割引
※障がい者手帳提示、およびその付添者1名まで無料
※来館に際しての注意事項は、公式サイトを確認のこと

Photos(9枚)

「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像1 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像2 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像3 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像4 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像5 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像6 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像7 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像8 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像9

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「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像1 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像2 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像3 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像4 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像5 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像6 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像7 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像8 「ルオーと日本展」パナソニック汐留美術館で、20世紀最大の宗教画家ルオー&日本作家による作品約80点 画像9

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