近年稀に見る暑さを記録した今夏。しかし季節は確実に秋へと移り変わっていく。ふと気付けば急に肌寒くなり、重ね着をし始めるこれからの季節におすすめしたいファッションアイテムは「ストライプパンツ」だ。

秋冬ファッションにおいて重ね着は必須の上、衣服に使用される素材もニットやベルベットなど比較的厚い生地が多い。そんな着膨れ状態に「ストライプパンツ」を取り入れれば、下半身の細見え効果が狙える。

今回は2018-19年秋冬コレクションから「ストライプパンツ」を取り入れたコーディネートを、4つの活用法ごとにピックアップしていく。

ストライプ×横線デザイン

まず最初は「ストライプ×横線デザイン」の組み合わせ。同じ"線"デザインを使用することによって、トータルコーディネートに統一感が生まれる。また、ストライプ×ボーダーだけでなく、異素材やユニークなデザインで"横線"を表現しているルックにも注目したい。

バルマン(BALMAIN)からは、ストライプとの組み合わせの中でも王道な「白黒ボーダー」スタイルが登場。白黒線によって引き締まって見えるフォルムと、ブランド名が書かれたデザインがスポーティーな印象を与える。

ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)は、ネイビーとブラックで全体的にダークトーンでまとめながら異素材で「ストライプ×横線デザイン」を表現。膨張しがちなベルベット素材のパンツは、ストライプによりすっきりと見せている。

アンダーカバー(UNDERCOVER)は、ボタン部分に横線デザインを施したダッフルコートとストライプパンツのユニークな組み合わせが目を引く。スタイリング自体は最もベーシックな"重厚感のあるアウター×細見えストライプパンツ"となっている。

ストライプ×ボリューム感

"細見えストライプ×ボリューム感"という相反する組み合わせは、冬服の暖かみとともに洗練さも与える秋冬鉄板コーディネートの1つ。

アンダーカバー(UNDERCOVER)からは、ジャージパンツのような余裕のあるフォルムにフォーマルな印象のストライプをデザイン。トータルコーディネートがそのアンビバレントな魅力を引き出している。

ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)は、ダボっとしたストライプパンツの左太もも部分に同生地を重ね、ボリューム感とストリートライクな印象を引き出した。

ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)は、シンプルなトップスにボリュームのあるストライプパンツを合わせ、鞄・靴と同様にアクセントとしての役目を果たした。トップス・ボトムスどちらもボリュームのあるコーディネートに活用したい。