スタジオジブリ作品の世界観を再現したテーマパーク「ジブリパーク」が、愛知県の愛・地球博記念公園に誕生。2022年11月1日(火)に第1期開業、2023年に第2期開業を迎える。11月入場分のチケットの抽選販売申込受付期間は8月10日(水)から8月22日(月)まで、先着順販売は9月10日(土)14:00からスタート。
「ジプリパーク」では、国内外で多くの人に親しまれてきたスタジオジブリ作品の世界観を表現。愛・地球博記念公園の未利用地や既存施設を再整備し、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「もののけの里」「魔女の谷」「どんどこ森」の5つのエリアを設ける。「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」がまずは2022年11月1日(火)に開業を迎え、その後、2023年秋に「もののけの里」、2024年3月に「魔女の谷」が開業予定だ。
パーク内には大きなアトラクションや乗り物はなく、森や道をそのまま自分の足で歩き、スタジオジブリの世界観を体験することができる。
5つのエリアそれぞれにスタジオジブリの名作の世界観が再現されているので、まずは自分が好きな作品世界が体感できる場所を見つけて訪れたい。
「青春の丘」→『耳をすませば』『猫の恩返し』
「ジブリの大倉庫」→『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『借りぐらしのアリエッティ』
「もののけの里」→『もののけ姫』
「魔女の谷」→『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』『アーヤと魔女』
「どんどこ森」→『となりのトトロ』
ジブリパーク北入口側に位置する「青春の丘」は、来場者を迎え、“ジブリの世界”へと導いてくれる場所だ。その入口付近には、既存のエレベーター棟を映画『天空の城ラピュタ』や映画『ハウルの動く城』などのジブリ作品に代表される、19世紀末の空想科学的要素を採用した内外装へ改装し、メインゲートとしての象徴性を持たせる。
■映画『耳をすませば』の「地球屋」や映画で見た風景を再現
平成初めの住宅地を感じさせるような風景が「青春の丘」の最大の特徴。映画『耳をすませば』に登場する、雫が訪れたアンティーク家具や時計の修理・販売を行う店「地球屋」を整備する。さらに、劇中に登場するロータリーをイメージした「ロータリー広場」の電話ボックスや掲示板に、電話機や貼り紙等を設置して、作品世界を思う存分に味わえる空間を創出する。
■映画『猫の恩返し』の「猫の事務所」
映画『猫の恩返し』に登場する「猫の事務所」は、家具や小物をミニチュアサイズで制作・再現される。
<青春の丘 主な施設>
地球屋(延約300㎡/2階建・地下2階)、猫の事務所(約3㎡)、エレベーター塔(改修/約20㎡)、ロータリー広場等
また、2022年8月1日(月)には、青春の丘の「エレベーター塔」と「地球屋」の最新の様子が公開された。
2018年9月末をもって営業を終了した温水プールの空間は、通年天候に左右されずに楽しめる屋内施設「ジブリの大倉庫」としてリニューアル。三鷹の森ジブリ美術館の3倍の広さを誇り、その空間は、「倉庫」らしさとなつかしさを感じさせる和洋折衷の空間をイメージしている。
施設内は、ジブリ作品の保管・保存を行う展示室、遊び場、売店・喫茶、多くの展示物を収蔵する倉庫などで構成される。展示室は、常設展示室と企画展示室、約170席を設ける映像展示室の3つによって、ジブリ作品の世界を堪能できるよう構成される。