メリーチョコレート(Mary's Chocolate)のアイコンスイーツ「ミルフィーユ」を製造する「メリーチョコレートカムパニー船橋工場」に潜入。ミルフィーユが出来上がるまでの様子とともに、おいしさの秘密やおすすめのアレンジレシピなどを紹介する。
メリーチョコレートのミルフィーユは、“チョコレートのおいしさ”にこだわった贅沢なスイーツ。サクサク食感のパイ生地とクリームを重ね、こだわりのチョコレートを2度がけして仕上げている。チョコレートとパイ生地の絶妙なバランスにより、まるでケーキを食べているかのような満足感を味わえるのが魅力だ。
ロングセラー商品「ミルフィーユ 10個入り」は、食の専門家23,000人による審査を経て、「ジャパン・フード・セレクション」の最高位であるグランプリを獲得している。
定番フレーバーはアーモンド、ストロベリー、チョコレートの3種類。そのほか、季節に応じてレモンやイチゴなど限定フレーバーも展開している。
◾️アーモンド
香ばしいアーモンドジャンドゥヤクリームをサンドし、ミルク感豊かなチョコレートでコーティング。チョコレートのまろやかな味わいと、アーモンドの香ばしさが口いっぱいに広がる。
◾️ストロベリー
甘酸っぱいストロベリークリームをサンドし、ホワイトチョコレートでコーティング。ホワイトチョコレートは、酸味のあるクリームと合わせてもその味わいを引き立てるよう、まろやかで優しいコクを感じられるように仕上げている。
◾️チョコレート
カカオの香りと甘さのバランスが絶妙なチョコレートクリームをサンドし、まろやかなスイートチョコレートでコーティング。クリームの味と調和する程よい甘さを保ちながらも、しっかりとカカオ感を追求した。
船橋工場に足を踏み入れると、工場内は甘く芳醇なチョコレートの香りで満たされている。6階建ての建物の5階が、ミルフィーユの製造エリアだ。ここからは、工場内でミルフィーユが出来上がるまでの様子とともに、おいしさの秘密を紹介していく。
ミルフィーユ作りに要する期間は約3日間。まず1日目に、パイ生地をじっくりと丁寧に焼き上げる。2日目には、そのパイ生地にクリームをサンドし、チョコレートをコーティング。最後の3日目で綺麗に梱包され、完成だ。
ベースとなるパイ生地は、1枚の中に144もの層ができるよう、おられている。薄いパイ生地を多層構造にすることで、チョコレートと合わせた時の口溶けの良さと、サクッとした軽快な食感を生み出している。
3枚のパイ生地の間にチョコレートクリームを挟み込み、ミルフィーユの層が徐々に完成していく。層状になったミルフィーユのベースが出来上がったら、食べやすいサイズにカットし、次はチョコレートのコーティング工程へ。
メリーチョコレートのミルフィーユに使用されるのは、ミルフィーユ専用に開発されたオリジナルチョコレートだ。機械にセットされたパイ生地にまずはたっぷりのチョコレートが注がれ、風圧を使って均一にコーティング。その後、さらに2度目のチョコレートがかけられ、チョコレートの味が存分に感じられるようになる。
その後、チョコレートは冷却装置に入り、瞬く間に固まっていく。それぞれのフレーバーごとに丁寧に個包装され、ボックスへと収められる。
さらに、メリーチョコレート直伝の、夏にぴったりな簡単ミルフィーユアレンジを紹介。ストロベリーフレーバーのミルフィーユには、ブラックペッパーをひと振りすると、甘さと辛さが絶妙に絡み合う。白ワインと一緒に味わえば、贅沢な晩酌時間を楽しめる。