大芝生広場近くにある未利用地は、魔法を題材とした『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』の2作品にちなんで、「魔女の谷エリア」として生まれ変わる。
物語に登場する「ハウルの城」や「オキノ邸」、遊戯施設、休憩・レストラン棟などが整備され、あらゆる用途に応える複合的空間となる。
ジブリパークの中でも緑に囲まれる自然たっぷりの「どんどこ森エリア」では、受付所などを「サツキとメイの家」をイメージしたデザインとし、裏山の森に散策路を再整備。ちなみに“どんどこ”とは、サツキ、メイ、トトロが、蒔いた種の発芽を願って踊ったダンス“どんどこ踊り”に由来する。
ジブリパークのポスターは、愛・地球博記念公園で撮影された写真を使用しているという。また、ロゴについて、“ジブリ”の部分は宮崎駿が描いたもの、“パーク”の部分は鈴木がそれを真似して書き足したものを採用した。
なお、ジブリパーク誕生に向け、鈴木は「テーマパークの要素も若干いれながら、公園を楽しんでいる方の邪魔はしない公園に」と構想を述べ、最後に「愛知県の皆さん、国内外の多くの皆さんに喜んでいるものになるよう、がんばります」と話している。
2020年7月22日(水)から開催される「ジブリの“大じゃない”博覧会」では、開業を控える中で、建築模型やスケッチなどの貴重な資料を紹介する。また、同展では、2020年冬にNHK 総合テレビで放送を控える長編アニメーション「アーヤと魔女」のキャラクター人形公開や、三鷹の森ジブリ美術館のネコバス展示なども行う。
「ジブリパーク」の整備工事スタートにつき、2020年7月13日(月)からモリコロパーク内の「サツキとメイの家」は当面の間休業となる。再開時期は愛知県より発表される。
「ジブリパーク」
オープン時期:
・青春の丘エリア・ジブリの大倉庫エリア・どんどこ森エリア:2022年秋
・もののけの里エリア・魔女の谷エリア:2023年秋
場所:愛・地球博記念公園
住所:愛知県長久手市茨ケ廻間 乙 1533-1