(c)2010 六本木アートナイト実行委員会

東京文化発信プロジェクトの一環として東京都と東京都歴史文化財団が行っている「六本木アートナイト2012」が、3月24日(土)から翌25日(日)にかけてオールナイトで開催される。

東京文化発信プロジェクトは、「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都らが芸術文化団体やアートNPO等と協力して実施しているプロジェクト。多くの人々が文化の創造に積極的に関わることができる環境を整えると共に、文化都市としての東京を世界に発信していくことを目的として活動している。

写真左：(c)2009 六本木アートナイト実行委員会
写真右：(c)2010 六本木アートナイト実行委員会

昨年のアートナイトが地震の影響を受け中止となったため、今回は2年ぶりの開催。「アートでつくろう、日本の元気」をテーマに掲げ、昨年展示ができなかった多くの作品に加え、東日本大震災に鑑みたアートプロジェクトも取り上げる。国際的に評価の高い芸術家、草間彌生によるバルーンを用いた新作の発表や、被災地域の人々と関わったアート作品を展開してきた複数のアーティストらの取り組みも紹介予定だ。

2010年の開催では延べ70万人を動員したこの六本木アートナイト。新たな街作りのモデルの創出と、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案という基本理念のもと、2日間に渡って多様なイベントが開催される。コアタイムは日没から日の出までの約12時間。年に一夜限りのアートの祭典をお見逃しなく！

【アーティスト・プロフィール】
草間弥生(くさま・やよい/Yayoi Kusama)
前衛芸術家、小説家。幼少より水玉と網目を用いた幻想的な絵画を制作。1957年単身渡米し、独創的な作品と活動で前衛芸術家としての地位を築く。帰国後も全世界を舞台に活躍中。小説、詩集なども多数発表。1983年、小説「クリストファー男娼窟」で第10回野生時代新人文学賞受賞。ほか、第50回芸術選奨文部大臣賞(2000年)、朝日賞(2001年)、第18回高松宮殿下記念世界文化賞絵画部門(2006年)など受賞多数。2009年文化功労者に顕彰。2011年から2012年にかけて欧米主要美術館で回顧展巡回中。現在、大阪国立国際美術館で国内巡回展が開催中。

【イベント詳細】
六本木アートナイト2012
日時：2012年3月24日(土)10:00～3月25日(日)18:00
◎コアタイム：日没(17:56)から日の出(5:38)まで
※コアタイムはメインとなるインスタレーションやイベントが集積する時間帯
場所：六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、 21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
入場料：無料(但し、一部の美術館企画展およびプログラムは有料)
主催：東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、六本木アートナイト実行委員会【国立新美術館、サントリー美術館、東京ミッドタウン、21_21 DESIGN SIGHT、森美術館、森ビル、六本木商店街振興組合】(五十音順)
問合せ先TEL：03-5777-8600(ハローダイヤル)年中無休 8:00～22:00
URL：http://www.roppongiartnight.com/