企画展「闇市と都市」が、東京・日本橋の高島屋史料館TOKYOにて、2025年9月13日(土)から2026年2月23日(月・祝)まで開催される。
企画展「闇市と都市」は、第二次世界大戦後の闇市について紹介する展覧会だ。闇市の形成において重要な役割を担った東京23区の空地を取り上げつつ、特に、闇市を起源として新興の盛り場へと発展した新宿に光を当ててゆく。
戦中には、空襲による延焼を防ぐため、住宅密集地の家屋が強制的に解体撤去され、空き地が生まれることになった。戦後の混乱期、仮設的な市場、つまり闇市ができたのが、こうした空地、戦争の焼け跡、路上などである。闇市はやがて役目を終え、徐々に姿を消すことになるものの、東京の街並みには闇市の名残を随所に見出すことができる。
本展では、闇市にまつわる資料を交えつつ、東京という都市が、闇市を経由して猥雑なまでの活力を育んでいった、都市空間の形成過程をたどってゆく。
企画展「闇市と都市」
会期:2025年9月13日(土)〜2026年2月23日(月・祝)
会場:高島屋史料館TOKYO 4階展示室
住所:東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋高島屋S.C.本館
開館時間:10:30〜19:30
休館日:火曜日(祝日の場合は開館し、翌日に休館)、12月31日(水)〜1月2日(金)
入館料:無料
【問い合わせ先】
日本橋高島屋(代表)
TEL:03-3211-4111