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サイケデリック×ボップアート、東京・渋谷で田名網敬一の個展開催 - 新作や大型立体作品も

サイケデリック×ボップアート、東京・渋谷で田名網敬一の個展開催 - 新作や大型立体作品も | 写真
田名網敬一 「夜桜の散る宵闇」
“Cherry Blossoms Falling in the Evening Gloom"
2014年 212.7×300cm Acrylic paint on canvas

©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA    

2014年10月25日(土)から12月13日(土)の間、田名網敬一の新作個展「夜桜の散る宵闇」が東京・渋谷にあるNANZUKAにて開催。

1960年代からグラフィックデザイナー、イラストレーター、アーティストとしてジャンルを問わず活動を続ける田名網敬一。アンディ・ウォーホルとの出会いに触発され、現在まで「編集」というデザインの方法論を用いながら、アートとデザイン、アートと商品、日常と美の関係といった今日の現代美術が抱える主要な問題に対して実験的な挑戦を試み続けている。

サイケデリック×ボップアート、東京・渋谷で田名網敬一の個展開催 - 新作や大型立体作品も | 写真
田名網敬一 「安楽橋」
“Comfort of Patient Bridge“
150×300cm acrylic paint、glass powder on canvas

©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA    

2010年以降は、幼少期に経験した戦争を連想するモチーフが幾多に込めらた、”曼荼羅図”の大作ペインティングの制作に取り組んできた。光を放つ奇怪な生き物は、擬人化した爆弾と爆発の光。縦に伸びるビーム光線は、アメリカの爆撃機を探す日本軍の放つサーチライト。画面中に登場する骸骨姿のモンスターたちは、戦争で傷ついた人々であり、同時に恐れを知らぬ私たち自身の姿を表現している。

本展では、2010年以降から取り組んでいる大作のペインティングを中心に展示。横3mの新作「夜桜の散る宵闇」をはじめ、2012年に制作した”赤い太鼓橋”をモチーフにした一連のシリーズの新作が大型立体作品となり会場に並ぶ。渡ることのできない橋の上に飛行機に乗ったキャラクターが鎮座している姿は、善や悪、苦悩や恐怖さえも超越した田名網にとっての究極の楽園を感じさせる。

サイケデリック×ボップアート、東京・渋谷で田名網敬一の個展開催 - 新作や大型立体作品も | 写真
田名網敬一 「目玉の大冒険」
“Eye Ball Great Adventure“
2014年 141x200cm acrylic paint、glass powder on canvas

©Keiichi Tanaami Courtesy of NANZUKA    

■田名網敬一
1936年東京生まれ、武蔵野美術大学を卒業。在学中にデザイナーとしてデビュー。卒業後の60年代半ばには、サイケデリックカルチャーやポップアートの洗礼を受け、アニメーション作品からシルクスクリーン、漫画的なイラストレーション、コラージュ、実験映画、ペインティング、立体作品と今日に至るまでその創作活動の幅を広げている。
主な展覧会:個展「No More War」(Schinkel Pavillon、ベルリン)、個展「KILLER JOE'S (1965-1975)」(Fondation Speerstra、スイス)、グループ展「Ausweitung der Kampfzone: Die Sammlung 1968-2000」(ベルリン新国立美術館、2013)

【展覧会詳細】
夜桜の散る宵闇
開催期間:2014年10月25日(土)~12月13日(土)
時間:11:00~19:00
休館日:月曜日、日曜日、祝日
会場:NANZUKA
住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB1F
TEL:03-3400-0075

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