ドラマ「全領域異常解決室」が映画化。劇場版『全領域異常解決室』として、2026年に公開される。藤原竜也、広瀬アリスが出演。
2024年10月期にフジテレビ系列にて放送された連続ドラマ「全領域異常解決室」は、藤原竜也演じる主人公の興玉雅、そして広瀬アリス演じるヒロイン雨野小夢をはじめとする個性豊かなキャラクター達が“不可解な異常事件”を解決していく超常現象ミステリー。ドラマの中盤からは「日本の神々のストーリー」という要素も加わり、日本神話をモチーフに、「人間を守り続けてきた神VS新たな世界の神の戦い」も描かれた。
タイトルにもなっている「全領域異常解決室」、通称“ゼンケツ”とは、最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を解決していく世界最古の捜査機関。扱う事件の対象はまさにあらゆる領域にわたり、「神隠し」「シャドーマン」「キツネツキ」といった“超常現象”など、現代科学の常識では考えられない異常に挑んでいく。
そんな“ゼンケツ”が映画となってスクリーンに登場する。映画化にあたってはドラマの製作陣が集結。『キングダム 大将軍の帰還』や『グランメゾン・パリ』の脚本も手掛けた脚本家・黒岩勉をはじめ、監督の石川淳一、プロデューサーの成河広明が参加する。ゼンケツメンバーと謎の神「ヒルコ」との戦いや、興玉と小夢の悠久の時を超えた絆を描いてきたドラマ版の、その後の物語をスケールアップして描く。神々の実ならず、人間界の最大の危機に迫るオリジナルストーリーが展開される。
どうやら、劇場版『全領域異常解決室』では、神々が宿る古の都を舞台に一大事件が巻き起こるようだ。それは、謎の組織によるテロ行為!?……やがて、人間の世界と神々の世界の調和も崩れ始める。興玉、小夢らゼンケツメンバーのみならず、京都メンバーをも巻き込んだ、不可解な超常現象が勃発する。
キャストには、藤原竜也、広瀬アリスをはじめ、ゼンケツメンバーがそろい踏み。その他、新たな人物、もしくは神も登場する模様だ。
興玉雅(おきたまみやび)…藤原竜也
「全領域異常解決室」の室長代理。異常なまでの知識、記憶力、洞察力を兼ね備え、その力を生かして、全領域で起こる“不可解な異常事件”を解決へと導く超常現象のスペシャリスト。警察も手に負えず解決できない“異常事件”を、興玉は現場に訪れ事件の細部まで調べ、あらゆる事象を組み合わせて、みんなが納得する仮説を唱えていく。実は「興玉神(おきたまのかみ)」という猿田毘古神が宿った岩が神格化した神様。人から漏れ出す“悪意”と“善意”を見定めることができる特殊能力を持つ。
雨野小夢(あまのこゆめ)…広瀬アリス
警視庁音楽隊カラーガード(通称MEC)出身の警察官。踊ることが大好きで、人々の安全や防犯にダンスを通じて携わりたいという思いから警察官になり、警視庁音楽隊に入った。しかし、ある日突然「全領域異常解決室」の出向を命じられる。
実は小夢は、「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」という日本神話に登場する有名な女神。芸能の神であり、日本最古の踊り子とも言われている。特殊能力は「呼び出し」。特定の神様を踊りと鈴の音によって呼び出すことができる。過去に会ったことがある神様であれば、現在の人間の姿を知らなくても呼び出すことが可能で、天宇受売命に呼び出された神様は必ず応じなければならない。
【作品詳細】
劇場版『全領域異常解決室』
公開時期:2026年
監督:石川淳一
脚本:黒岩勉
企画・プロデュース:成河広明
出演:藤原竜也、広瀬アリス