沖縄本島の西約30〜40kmに広がる慶良間諸島の海は”ケラマブルー”と呼ばれ、サンゴ礁に抱かれた群島。その中の1つ、渡嘉敷島は、断崖絶壁、切り立つ岬と入江が描くワイルドな地形に、コバルト色の湾が点在する“景観映え”の島として知られる。
のびやかな白砂の阿波連(あわれん)、静かな入江の渡嘉志久(とかしく)と、ビーチごとの個性もはっきり。展望台からのひろい海景や、シュノーケリングやダイビング、冬のホエールウォッチングなど、肩の力を抜いて“島時間”を楽しめる。
渡嘉敷島のビーチは少し沖に出ると、さらに海の透明度が上がり、ボートアクティビティがおすすめ。
慶良間諸島の中は、他島と比べて、フェリー・高速船・ホテルなどがやや予約しやすい“穴場スポット”。那覇・泊港から高速船なら日帰りも十分に可能で、那覇・泊港から高速船を使えば、渡嘉敷島まで最短で約40〜50分でアクセスできる。
ただし、フェリーが着く渡嘉敷港はビーチエリアの阿波連エリアとは少し離れている(車で10-15分)ため、到着後は阿波連へ移動が必要になる。たいていは宿が送迎してくるが、そうでない場合、レンタカー、バイクなど島内の移動手段をあらかじめ確保しておくと行動しやすい。
渡嘉志久ビーチは、自然豊かな山々が背景に広がる、落ち着いた雰囲気のエリア。遠浅の砂地にはサンゴが点在し、ボートからのシュノーケルやダイビングも人気だ。ウミガメに出会えるスポットとしても知られる。港からは、車・バスで約10分の距離。
近くには、渡嘉志久(とかしく)ビーチはもちろん、慶良間の島々を望める高台・慶良間海峡展望所がある。時間帯で色を変えるケラマブルーの撮影スポットで、ここから見る渡嘉志久ビーチは絶景だ。
道路の脇には小さな展望スペースがある。ただし大きな展望台ではなく控えめなつくりのため、通り過ぎてしまわないようよう注意を。すぐ近くに駐車スペースがあり、立ち寄りに便利だ。
渡嘉敷島のメイン海水浴場。約800mの白砂と明るい砂地にエメラルドグリーンの海が広がり熱帯魚観察もしやすい。少し沖にでると透明度が上がる。シュノーケルをするなら、バナナボートで少し移動して、ハナリ島までいくのがおすすめ。