■吉野海岸
吉野海岸(よしのかいがん)は、新城海岸のすぐ近くにある、宮古島でも屈指のシュノーケリングスポット。浅瀬にも美しいサンゴや色とりどりの熱帯魚が広がり、初心者から上級者まで幅広く楽しめる。潮が引いた時間帯には潮だまりが多く現れ、そこで海遊びができる点も嬉しい。駐車場(有料)からビーチまでは送迎ワゴンが出ていたり、簡易売店などの施設もある。
■新城海岸
新城海岸(あらぐすくかいがん)は、宮古島の東部に広がる自然豊かなビーチ。シュノーケリングの名所として知られており、波打ち際からすぐの浅瀬でも多くの魚やサンゴを観察できる。特に、ビーチの西側にある海藻が生えているエリアでは、ウミガメとの遭遇率が高い。ビーチの隣にレンタルショップや休憩スペースがあるため、初心者でも安心して楽しめる環境が整っている。
■中の島ビーチ
下地島にある「中の島ビーチ(なかのしまビーチ)」は、ワンセブンエンド(17END)に近く、セットで楽しみたいスポット。入り江のような地形で波が穏やかなのでシュノーケリングがおすすめだ。ビーチ周辺の道路脇に車を停められるスペースはあるが、トイレやシャワーなどの設備は無い。
■パイナガマビーチ
宮古島本島にあり、市街地から徒歩5分とアクセス抜群な「パイナガマビーチ」。パイナガマビーチの”パイナガマ”とは、宮古島の方言で、南を意味する「パイ」、そして「ナガマ」は長浜(ナガハマ)が訛った言葉に由来している。地元の人の憩いの場でもあり、砂浜までスロープが設置されているので、ベビーカー持参のファミリー旅にも優しい。ボディボードやジェットスキーなどのマリンアクティビティも楽しめ、屋根付きの休憩スペースでリフレッシュも。
■佐和田の浜
佐和田の浜(さわだのはま)は、伊良部島北西部にある岩礁が点在するビーチ。「日本の渚100選」に選ばれた隠れた名所で、大小さまざまな岩がゴロゴロ転がる、珍しい光景を楽しむことができる。干潮時には無数の岩が出現して雰囲気も一変。「ふれあい広場」と呼ばれるスペースが整備されていて、バーベキューの調理場なども設置。家族連れの海水浴、静かにビーチ散策を楽しみたい人におすすめだ。
■通り池
伊良部島と並んだ下地島北西部にある「通り池(とおりいけ)」は、日本有数のダイビングスポットの一つ。海底で外海と繋がったユニークな立地で、神秘的な池が2つ並んで存在する。水深や水温・塩分の濃度などによって池の色が変化する仕組みがあり、天候次第で異なるカラーに。池に潜らずとも、地上から青のグラデーションや緑色に近い美しい色を確認することができる。遊歩道が設置されているので、ゆったりと歩きながら鑑賞することも。
Q.旅行のベストシーズンは?
宮古島の観光ハイシーズンは、7月~9月頃。天候も安定して晴れの日が多いので、ビーチやマリンアクティビティを楽しみたい人にぴったり。10月~11月もまだ海に入ることができ、観光客が落ち着いるため穴場だ。逆に5月頃は梅雨時期で、天候が変わりやすく、旅行の計画を立てるのが難しい。12月~2月は、最低気温が15℃前後まで下がり、セーターやジャケットが必須のオフシーズンとなる。
Q.宮古島で確実に美しい海を楽しみたい…
天気の移り替わりが激しい宮古島。美しい海をできる限り楽しみたいときの“裏技”は、直前で航空券・ホテルを予約すること。2-3日前に天気予報をチェックし「晴れ」を確認してから一気に予約。予定を空けておく必要もあり、また、料金などのコスト面の負担は大きいが、旅の満足度は格段にUP。
おすすめは
1) 直前に予約、2) 天気の安定しているシーズンを狙う。
Q.天気が悪い日は?
ビーチを見る、ジェットスキーなどの走るアクティビティから“漂う・潜る”アクティビティにシフトチェンジ。ダイビング、SUP、シュノーケリングなどを検討。レベルごとに以下をご紹介。
◆レベル1:小雨・曇り/風弱い
- シュノーケリング
- シーカヤック・SUP(スタンドアップパドル)、シーウォーク
風も確認
※「風速 8 m/s」超えたら初心者は海に出ない。「波高 1.5 m」超えたらシュノーケルも不向き。
◆レベル2:曇り+波あり(波のうねり中レベル)
- 体験ダイビング/ファンダイビング
- ジャングルリバーSUP / カヌー
- マングローブクルーズ
- リゾートホテルのプール
◆レベル3:スコール・暴風雨
-安全第一、海・水辺に出ない。
Q.宮古島内の移動手段は?
観光地を効率的に巡るには、レンタカーがベスト。また、レンタルバイク、レンタル自転車は宮古島の自然をより楽しめる移動手段。ただし、日差しが強いため、日やけには注意が必要。
そのほか、宮古島市内や伊良部島、池間島、来間島へは路線バスも運行しているが、本数が少ない。運転免許がない場合は、自転車やタクシーをうまく活用すると、賢く島内を巡ることができる。
Q.宮古島へのアクセスは?
宮古島へのアクセスは現在飛行機のみ。飛行時間は、那覇空港から約50分、石垣空港から約30分程度。東京・名古屋・大阪・神戸から直行便が運航している。
Q.いつまで宮古島の海に入れる?
毎年4月第1日曜日が海開き。年間を通して温かく、11月頃まで海に入れることができる。11月の水温でも25℃~27℃あり、マリンレジャーを楽しめる。