兵庫・神戸ポートミュージアム内の劇場型アクアリウム「アトア(átoa)」。夏の旅行やお出かけにおすすめな水族館のフォトスポットや、かわいいスイーツ&グッズを紹介する。
「アトア」は、‟世界のどこにもない世界”をコンセプトにした水族館。約100種類3,000点の生きものたちを主役に、デジタルアートや舞台美術などの没入型アートを掛け合わせ、海や宇宙、森といった異世界にいるような空間を演出する。神戸の港を一望できる立地に加え、新神戸駅・三宮駅からバス出ており、繁華街からのアクセスも良好だ。
今回は、そんな神戸港沿いにある水族館「アトア」の魅力を余すことなく紹介。メインであるアクアリウムから、生きものモチーフのキュートなスイーツ&フード、“ここでしか手に入らない”限定グッズやお土産、アコヤ真珠を取り出すワークショップ、夏季限定ライトアップまでを完全網羅する。天気を気にせず、涼しい室内で楽しめるので、ぜひ夏のお出かけや夏休みの旅行の参考にしてみてほしい。
アクアリウムの目玉は、球体水槽がある「PLANETS」。赤や黄色・オレンジなどの色鮮やかなサクラダイやキンギョハナダイが日本最大規模の球体水槽を駆け巡る。10分に1回、レーザー光線とミストが交差する演出が行われ、宇宙か深海か、不思議な異世界を体感することができる。
日本庭園を想起させる舞台をはじめ、太鼓橋や池、鹿おどしなど、‟侘び寂び”を体現した和の空間が広がる「MIYABI」。暗転すると、壁一面に切り絵を投影した光の映像演出がスタート。日本の四季折々の情景が流れ、夏の夜空に大輪の花火が打ち上がる様は圧巻だ。池にたくさんの錦鯉が縦横無尽に泳いでおり、舞台周りの鯉にはエサやりも可能だ。
青い光が差し込む「MARINE NOTE」は、ほのかに潮の香りが漂い、まるで海中にいるかのよう。円柱型の巨大水槽を悠々と泳ぐウシバナトビエイやトラフザメ、ユメウメイロ、コバンアジのほか、ハナミノカサゴやチンアナゴといった海の仲間たちをじっくり観察することができる。いずれのエリアも、水槽や演出はもちろん、展示のそばに立つだけでフォトジェニックな写真撮影を楽しめる。
4階の「アトアカフェ(átoa cafe)」には、愛らしい生き物たちをモチーフにしたスイーツ&フードが勢ぞろい。
中でも注目は、コツメカワウソを模した「カワウソエクレア」と「手のりカワウソまん」。一口頬張ると、チョコクリームの濃厚な味わいが口いっぱいに広がる。また、気に入った小石などを抱きかかえるカワウソの習性からインスパイアされた「カワウソ抱きかかえポテト」やホットドックなどのフードも用意する。
清涼感あふれる「AQUAハニーレモネードソーダ」には、カワウソの「ストロークッキー」をオン。カップ底のシロップを混ぜると、甘いハニーレモネードの香りが口いっぱいに広がる。“ぶるぶる”ゼリーが入った青色ドリンク「アクアリウムバブルスカッシュ」も、爽快感で夏の暑さを吹き飛ばしてくれそう。
カフェに隣接する「SKYSHORE」では、本物のコツメカワウソやカピバラ、フンボルトペンギンを観察できる。穏やかな陽射しと潮風を浴びながら、のびのびと生きる動物たちに癒されること間違いなしだ。