ジノリ1735(GINORI 1735)の特別展「イタリアの磁器—リチャード ジノリのクラシックとモダン」が、愛知県陶磁美術館にて、2025年5月17日(土)から7月27日(日)まで開催される。

リチャード ジノリ開窯期から現代のシリーズまで一堂に

イタリアを代表する磁器ブランド、ジノリ1735。1735年にフィレンツェ近郊で誕生し、磁器の焼成に成功したリチャード ジノリは、王侯貴族に愛されつつ発展、1896年にはミラノのリチャード陶器会社との合併を経て、近代的な製陶会社となった。

とりわけ、20世紀前半のアール・デコ期には、イタリアのモダニズムを代表する建築家、デザイナーであるジオ・ポンティがアートディレクターとして活躍し、モダンなデザインの陶磁器を展開。その後、2020年にはブランド名を「ジノリ1735」へと変更し、今に至っている。

愛知県陶磁美術館は2022年度、開窯期から2000年頃にいたるリチャード ジノリ作品の寄贈を受けた。特別展「イタリアの磁器—リチャード ジノリのクラシックとモダン」は、寄贈されたこれら「盛田昌夫コレクション」を初公開する展覧会となる。

本展では、「盛田昌夫コレクション」を中心に、初期から現代にいたる約190点の作品を紹介。開窯期のテーブルウェアから、世界的な陶磁器メーカーとしてリチャード ジノリが世に送ったテーブルウェアや装飾陶磁の名品、ジオ・ポンティがアートディレクターとして手がけた陶磁器などの代表作、そして「ディーヴァ(DIVA)」といった現代のシリーズまで、一堂に集めて公開する。

展覧会概要

特別展「イタリアの磁器—リチャード ジノリのクラシックとモダン」
会期：2025年5月17日(土)～7月27日(日)
会場：愛知県陶磁美術館 本館 1階展示室
住所：愛知県瀬戸市南山口町234
開館時間：
・5月17日(土)～6月29日(日) 9:30〜16:30
※5月17日(土)は11:30頃から
・7月1日(火)～7月27日(日) 9:30〜17:00
休館日：月曜日
観覧料：一般 900円(720円)、高校・大学生 700円(560円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金

【問い合わせ先】
愛知県陶磁美術館
TEL：0561-84-7474