監督は、長編1作目の『音楽』が世界各国で高い評価を受けた、気鋭のクリエーター・岩井澤健治。脚本は、劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』や『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』で知られるむとうやすゆきが務める。
また、キャラクターデザイン・総作画監督に、TVアニメ「葬送のフリーレン」、『劇場版モノノ怪 第⼆章 火鼠』などで原画・絵コンテ・演出と多岐に活躍する小嶋慶祐が名を連ねるほか、音楽は、TVアニメ「呪術廻戦」や「Dr.STONE」シリーズの堤博明が担当。日本アニメ界屈指の精鋭が集結する。
なお、世界最大規模のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」では、映画『ひゃくえむ。』がワールドプレミア上映された。また、2025年10月には北米での公開も決定している。
映画『ひゃくえむ。』では、疾走感あふれるレースシーンが見所の1つ。走りのリアリティを追求するため、第⼀線で活躍してきた陸上アスリートから協⼒を得て、彼らの走りを3DCGで再現したものをベースに作画を行っている。
たとえば、トガシの颯爽と走るスプリントフォームはロンドン五輪の⽇本代表を務めた江⾥⼝匡史をベースとしており、⼩宮のフォームは若⼿有望株の陸上選手・⼭本匠真の協力によるものだ。この他、樺⽊は鵜澤⾶⽻、財津は⾦丸祐三、海棠は朝原宣治と、いずれも実在するトップアスリートの走りが動きに反映されている。
生まれつき足の速いトガシはただがむしゃらに走っていた転校生の小宮に速く走る方法を教え、放課後に2人で練習を重ねる。次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。
数年後、天才ランナーとして名を馳せるも、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前にトップランナーの1人となった小宮が現れる……。
【作品詳細】
映画『ひゃくえむ。』
公開日:2025年9⽉19日(金)
監督:岩井澤健治
脚本:むとうやすゆき
声の出演:松坂桃李、染谷将太、笠間淳、⾼橋李依、⽥中有紀、種﨑敦美、悠⽊碧、内⽥雄⾺、内山昂輝、津田健次郎
キャラクターデザイン・総作画監督:小嶋慶祐
美術監督:山口渓観薫
音楽:堤博明
プロデューサー:寺田悠輔、片山悠樹、武次茜
アニメーション制作:ロックンロール・マウンテン
原作:魚豊『ひゃくえむ。』(講談社「マガジンポケット」所載)
配給:ポニーキャニオン/アスミック・エース