主人公の明子と似てるなと思うところはありますか?
永野:”何とかなるでしょう”みたいな、楽観的な気持ちの持ち方です。あと、すごく運や縁に恵まれているところも似ていると思います。
漫画を読んで原作者の東村アキコ(=明子)さんも、色々な経験をなさる中で、運や縁に恵まれた方なのかなと想像しました。
明子はちょっとしたサボり癖があったり、小さな嘘をついたりチャーミングでした。サボり癖はあったりしますか?それともきっちりタイプですか?
永野:サボり癖はないかもしれません。サボると後で自分に帰ってくるので、「先にやろう!」という気持ちの持ち方です。きっちりはしてないですけど、サボりもしないぐらいかもしれません。
見上さん演じる北見はクールな役柄でしたが、ご自身と比べてどうですか?
見上:全然似てないと思います。(笑)クールかどうかって言われたら、あまりクールじゃないかも……。常に冷静でいられるタイプではないです。
では、現在の“夢”があればお聞かせください。
永野:私は基本的には今日よりも明日が楽しくあるために生きていると思っています。それが夢というか、自分の生き方としては大事にしていることです。今日頑張ったことは絶対、明日の自分が少しでも楽になったり幸せになったりするためだと思うし、今年頑張ったことは来年報われるという生き方をずっとしてきました。それはきっと変わることないだろうなとは思います。“今日よりも明日、今年よりも来年が幸せでありたい”を積み重ねていったら、年を重ねるのがすごい楽しいなって思ってます。
見上さんはいかがですか?
見上:アイスランドで陶芸家になる。
永野:えー!アイスランドで陶芸家になるの?新しすぎない?
なぜですか?!
見上:夏にアイスランドへ行って、すごいはまっちゃって。アイスランドは火山とかがいっぱいあって、土もいっぱいあるから陶芸が盛んなんですよ。陶芸もちょうどハマっていて、今日ちょうど釜が届いたんですけども……。
永野:釜が届いたの?!
見上:釜が届いたんです。家で焼けるように。なので日本で陶芸の技術を磨いて、アイスランドの土で陶芸したいです。
独学で磨くんですか?
見上:そうです。陶芸できる友達もいて、その子に教えてもらったり、独学でDVD見たりとかしながら。(笑)
永野:DVDを見て陶芸してるの?!
見上:はい、やってます。(笑)あ、でもいつかみたいな夢です。来年に絶対みたいなことじゃなく。いつかそういう生き方もできたらな、みたいな。
永野:アイスランドのどんなところが良いなって思ったの?
見上:大自然がまずすごかったです。地球すご!って思えるような自然がいっぱいありました。治安も世界で一番良いらしく、あとみんな人に無関心なんですよ。(笑) こっちが何か聞いたりしたらめちゃくちゃ優しいけれど、先回りした優しさがない感じがすごい自分は楽でした。
永野さんもご旅行は行かれますか?
永野:行きます。お休みの日にフレッシュで、1週間あれば海外に行きますね。最近はスイス、ベネチア、ロンドン、ニューヨークに行きました。
見上:めっちゃ行ってる。(笑)
永野:海外のヴィンテージショップに行くのが大好きなので、ひたすら調べて、ヴィンテージショップを回ってます。世界中の古着を集められたらいいなと思ってます。
見上さんは、アイスランド以外に近頃どこか行かれましたか?
見上:アイスランドに行ったときにフィンランドも行きました。日本国内もよく旅行しますね。夜に仕事が終わったらそのまま移動して山梨に行って朝日を見て帰るとか……。
永野:え、すごい!
見上:朝日を見て温泉入って帰るみたいなのはよくやりますね。でもそれは翌日が休みの時ですね。
永野:休みの日は家で過ごしたいんだ。
見上:はい。そのぶん休みの前日の夜を充実させたいんです。
永野:なるほどなるほど。
見上:だから休みの前日の夜に山梨に行って、朝日を見る。(笑)
永野:私は忙しい期間の休日だと朝から夜まで予定詰め込むタイプです。分単位で動くので慌ただしいですね。(笑)
【作品情報】
映画『かくかくしかじか』
公開日:2025年5月16日(金)
出演:永野芽郁、大泉洋、見上愛、畑芽育、鈴木仁、神尾楓珠、津田健次郎、有田哲平、MEGUMI、大森南朋
原作:東村アキコ「かくかくしかじか」(集英社刊)
監督:関和亮
脚本:東村アキコ、伊達さん
主題歌:MISAMO「Message」(ワーナーミュージック・ジャパン)
音楽:宗形勇輝
配給:ワーナー・ブラザース映画
©東村アキコ/集英社 ©︎2025 映画「かくかくしかじか」製作委員会