映画『シンシン/SING SING』が、2025年4月11日(金)に公開される。主演はコールマン・ドミンゴ。
映画『シンシン/SING SING』は、最重警備のセキュリティを誇るニューヨークの「シンシン刑務所」で行われる収監者更生プログラムの“舞台演劇”を通して、収監者たちとの友情を描いた感動の物語。実話をもとにした作品で、日々演劇に取り組む収監者たちが人生に希望を見出し、互いの友情を深めていく姿を映し出す。
主演を務めるのは、コールマン・ドミンゴ。『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』に続き、『シンシン/SING SING』においても2度目のアカデミー賞主演男優賞ノミネート、ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネート入りを果たしている。
注目ポイントは、出演キャストの85%以上が「シンシン刑務所」の元・収監者である点だ。更生のため演劇プログラムを実際に受けた卒業生や、関係者である俳優たちが出演しており、彼らは“本人役”として映画に登場する。
中でも、演劇プログラム出身のクラレンス・マクリンは、『シンシン/SING SING』での演技が高く評価され、世界各国の映画賞で助演男優賞や新人賞を獲得。本作で本格的な俳優デビューを果たした。なお、クラレンスはコールマン・ドミンゴと共演した撮影現場を振り返り、「舞台演劇で演技を学んできた私に、コールマンはカメラの前での演技を教えてくれました。彼は偉大な俳優にも関わらず謙虚でフレンドリーに接してくれ、私たちに緊張をほぐしてくれました」と語っている。
主人公ディヴァインG…コールマン・ドミンゴ
無実の罪でシンシン刑務所に収監。長年無実を訴え続けるも釈放の可能性は一向に見えず、暗い日々を送る中、唯一の心の救いが更生プログラムの舞台演劇に打ち込むこと。ディヴァイン・アイを励ましながらともに演劇に取り組むが、ディヴァイン・アイに仮釈放通知が届く一方、自分は再審請求が棄却されたことで自暴自棄になってしまう。
ディヴァイン・アイ…クラレンス・マクリン
刑務所一の問題児で、ひょんなことから演劇に参加することに。刑務所の外で生きることを諦めており、演劇も“意味のないお遊び”だと不満を漏らす。一匹狼であり、話を聞こうとするディヴァインGに対しても最初のうちは全く心を開こうとしなかったが、演劇を通して人生を見つめ直すことで、徐々に変化を見せる。
無実の罪で収監された男ディヴァインGは、刑務所内更生プログラムである<舞台演劇>グループに所属し、収監者仲間たちと日々演劇に取り組むことで僅かながらの生きる希望をそこに見出していた。そんなある日、刑務所いちの悪人として恐れられている男、通称“ディヴァイン・アイ“が演劇グループに参加することになる。更には次に控える新たな演目に向けての準備が始まろうとしていた。
【作品詳細】
映画『シンシン/SING SING』
公開日:2025年4月11日(金)
監督:グレッグ・クウェダー
出演:コールマン・ドミンゴ、クラレンス・マクリン、ショーン・サン・ホセ、ポール・レイシー
原題:SING SING
配給:ギャガ