映画『バード ここから羽ばたく』が、2025年9月5日(金)に新宿ピカデリー、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開される。監督は、アンドレア・アーノルド。
映画『バード ここから羽ばたく』は、郊外の下町に暮らす12歳の少⼥が「バード」と名乗る摩訶不思議な男と出会うところから始まる、“魔法のような4日間”を描くヒューマンドラマ作品。どんづまりの日常を過ごす思春期の少女の世界が、「バード」との出会いによってささやかに、しかし確実に開かれていく様子が描かれる。リアリズムと神話的ファンタジーを織り交ぜた、きらめくような青春のひとときに注目だ。
主人公ベイリー…ニキヤ・アダムズ
父と暮らす少女。
バグ…バリー・コーガン
ベイリーの若き父親であり、シングルファーザー。全身に虫のタトゥーを入れている。厄介者だが家族への愛情は深い。
バード…フランツ・ロゴフスキ
服装も振る舞いも奇妙な謎の男。
映画『バード ここから⽻ばたく』で主演を務めたのは、これまで学校演劇の経験しかなかったというニキヤ・アダムズ。ままならない日々を過ごすベイリー役として、思春期特有のもどかしさ、みずみずしさを体現する演技を見せている。
また、ベイリーの父親バグ役を演じるのは、『イニシェリン島の精霊』のバリー・コーガン。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のオファーを蹴って本作に参加したというバリー・コーガンが、未熟ながらもカリスマ性を持った若き父親を演じている。不穏さと安心感を同時にまとった正体不明の男・バード役は、『大いなる自由』にも出演したフランツ・ロゴフスキが演じる。
映画『バード ここから⽻ばたく』の監督・脚本を務めるのは、『フィッシュ・タンク』や『アメリカン・ハニー』といったドラマ映画で国際的に高く評価されてきたイギリスの映画監督アンドレア・アーノルド。日本ではこれまで映画祭や限定公開など上映の機会が限られていたが、本作『バード ここから⽻ばたく』は待望の全国公開となる。
撮影監督は、『哀れなる者たち』のロビー・ライアンが担当。16mmフィルムとスマホのデジタル映像を組み合わせ、リアルでありながらも幻想的な映像世界を生み出した。
なお、『バード ここから⽻ばたく』は2024年の第77回 カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。
シングルファーザーの⽗バグと暮らし、やり場のない孤独をつのらせていた少⼥ベイリーは、ある⽇、草原で奇妙な謎の男“バード”と知り合う。彼のぎこちない振る舞いの中にピュアななにかを感じたベイリーは、「両親を探している」というバードの⼿伝いをはじめるが……。
【作品詳細】
映画『バード ここから羽ばたく』
公開日:2025年9月5日(金)
監督・脚本:アンドレア・アーノルド
出演:ニキヤ・アダムズ、バリー・コーガン、フランツ・ロゴフスキ
原題:BIRD