映画『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』が2024年8月23日(金)より、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開される。
映画『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』は、親子3代でミシュランの三つ星を55年間持ちつづけ、グリーンスターに輝くフレンチレストラン「トロワグロ」の秘密に迫ったドキュメンタリーだ。2016年にアカデミー賞名誉賞を受賞した巨匠、フレデリック・ワイズマンが「トロワグロ」のレストランと料理に魅了されて撮影を熱望した本作は、2022年からスタートした撮影と編集を経て完成。第58回全米映画批評家協会賞ノンフィクション映画賞を始め、数々のドキュメンタリー映画賞を受賞している。
ワイズマンといえば、『パリ・オペラ座のすべて』や『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』、『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』、『ボストン市庁舎』など、数々のドキュメンタリー映画を手掛け、その範囲はバレエや美術などのアート分野から、医療・教育・行政など福祉分野まで多岐にわたる。
映画『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』は、そんなワイズマンが94歳にしてはじめて“料理芸術”の世界に挑んだ作品だ。樹々と湖に囲まれた、まるで印象派の絵画のようなフランスの村・ウーシュに佇むレストランを主な舞台とし、オーナーシェフ3代目のミッシェルと4代目のセザール、さらにスタッフたちの終わりのない食への追求の日々をひたむきに捉える。家族で始めたレストランが創業以来94年もの間、変わらずに愛されつづけてきた秘密を映し出す。
一足先に公開された予告編では、佐々木蔵之介によるナレーションで、美しい森に佇む「トロワグロ」の日常の一部を垣間見ることができる。
「かつてない極上のレストラン体験へ」という語りとともに映し出されるのは、シェフや運営業務、監督などそれぞれの役割を手際よくこなす3代目ミッシェルと妻、そして3人の子供たち。やがてカメラは厨房に入り、火入れや盛り付け、テイスティングなど、プロフェッショナルな仕事の1つ1つが“レストラン体験”を作り上げていくプロセスの裏側に迫っていくー。
映画『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』
公開日:2024年8月23日(金)
監督:フレデリック・ワイズマン
製作・編集:フレデリック・ワイズマン
出演:ミッシェル・トロワグロ、セザール・トロワグロ、レオ・トロワグロ、マリー=ピエール・トロワグロ
※トロワグロで働くスタッフも出演
原題:MENUS-PLAISIRS LES TROISGROS