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“ベル・エポック”の展覧会が山梨県立美術館で - 絵画・服飾・工芸など、パリに花開いた文化を紹介

特別展「ベル・エポック─美しき時代 パリに集った芸術家たち ワイズマン&マイケル コレクションを中心に」が、山梨県立美術館にて、2024年4月20日(土)から6月16日(日)まで開催される。

ベル・エポック文化の諸相

ジュール・シェレ 《ムーラン・ルージュ》 1889年
デイヴィッド・E.ワイズマン&ジャクリーヌ・E.マイケル蔵
©Christopher Fay
ジュール・シェレ 《ムーラン・ルージュ》 1889年
デイヴィッド・E.ワイズマン&ジャクリーヌ・E.マイケル蔵
©Christopher Fay

19世紀末から20世紀初頭にかけて、パリを中心に豊かな文化が花開いた時代は、「ベル・エポック(美しき時代)」と呼ばれている。当時のパリには、美術家や音楽家、文学者、ダンサー、舞台関係者、ファッションデザイナーなど、さまざまなジャンルの芸術家が集まり、互いに交流しつつ活発な活動を展開したのであった。

ルネ・ラリック 《香水瓶「彼女たちの魂」(ドルセー社)》 1913年 箱根ラリック美術館蔵
ルネ・ラリック 《香水瓶「彼女たちの魂」(ドルセー社)》 1913年 箱根ラリック美術館蔵

特別展「ベル・エポック─美しき時代 パリに集った芸術家たち ワイズマン&マイケル コレクションを中心に」は、ベル・エポックとその少しあとの時代に着目し、その文化の諸相を紹介する展覧会。絵画や版画、服飾、工芸、貴重書、音楽、映像など、さまざまな作品を通して、当時のパリの華やかな文化に光をあててゆく。

多彩な芸術家たちの交流

テオフィル=アレクサンドル・スタンラン 《シャ・ノワール》 1896年
デイヴィッド・E.ワイズマン&ジャクリーヌ・E.マイケル蔵
©Stéphane Pons
テオフィル=アレクサンドル・スタンラン 《シャ・ノワール》 1896年
デイヴィッド・E.ワイズマン&ジャクリーヌ・E.マイケル蔵
©Stéphane Pons

パリのモンマルトルは、多彩な芸術家がジャンルを超えて交流した地であった。パリの街を一望できるモンマルトルは、19世紀半ばより進められた都市整備事業によって、中心部を離れることを余儀なくされた人々の移住先のひとつとなっている。また、新興のキャバレーやダンスホールなどが軒を並べる歓楽街としても賑わった。本展では、ジュール・シェレ《ムーラン・ルージュ》をはじめ、モンマルトルにおける芸術家の交流が窺える作品を紹介する。

また、さまざまな芸術が花開いたモンマルトルでは、劇場が大きな役割を担っていた。この地では、野心的な演劇作品が上演されるばかりでなく、さまざまな芸術家が上演目録用の挿絵や舞台装飾に携わったため、数多くのコラボレーションが生みだされることになったのだ。また、最新の科学技術を駆使したロイ・フラーのダンスが披露されるなど、モンマルトルの劇場は当時の文化において重要な位置を占めていた。会場では、シャルル・モランのパステル画《ロイ・フラー(⻩色の衣装)》など、劇場にまつわる作品を目にすることができる。

ベル・エポックと女性たちの活躍

《イブニング・ドレス》 1920年代 文化学園服飾博物館蔵
《イブニング・ドレス》 1920年代 文化学園服飾博物館蔵

19世紀末のパリでは、フェミニズム運動が高まりを見せ、社会的に自立することを目指す女性が登場している。芸術の分野も例外ではなかった。シュザンヌ・ヴァラドンといった女性の画家が活躍するほか、舞台芸術においては女優サラ・ベルナールが国際的に人気を集めている。本展では、アルフォンス・ミュシャ《サラ・ベルナール》やシュザンヌ・ヴァラドン《フルーツ鉢》といった作品に加えて、女性の社会進出を反映するかのような装いの変化にも光をあてる。

展覧会概要

特別展「ベル・エポック─美しき時代 パリに集った芸術家たち ワイズマン&マイケル コレクションを中心に」
会期:2024年4月20日(土)〜6月16日(日)
会場:山梨県立美術館 特別展示室
住所:山梨県甲府市貢川1-4-27
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、5月7日(火)
観覧料:一般 1,000円(840円)、大学生 500円(420円)
※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
※高校生以下の児童・生徒、県内65歳以上、障害者手帳の持参者および介護者は無料

【問い合わせ先】
山梨県立美術館
TEL:055-228-3322

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