新海誠のアニメ映画『秒速5センチメートル』再上映、惹かれ合うふたりの男女を時間の経過と共に描いた物語

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新海誠監督のアニメーション映画『秒速5センチメートル』が2024年3月29日(金)から4月25日(木)までの期間、全国で再上映される。

映画『秒速5センチメートル』期間限定で再上映

新海誠のアニメ映画『秒速5センチメートル』再上映、惹かれ合うふたりの男女を時間の経過と共に描いた物語｜写真13

新海誠監督のアニメーション映画『秒速5センチメートル』は、幼い頃から惹かれ合っていたふたり男女を、3本の連作アニメーションで描いた物語。『君の名は。』以降、『天気の子』『すずめの戸締まり』とヒット作を生み出し続けている新海誠のルーツをたどる上で重要な作品となっている。

時間の経過とともに描くふたりの距離

新海誠のアニメ映画『秒速5センチメートル』再上映、惹かれ合うふたりの男女を時間の経過と共に描いた物語｜写真1

時間の経過や距離の変化とともにふたりの男女を追うストーリーは、ほかには無い繊細な心理描写を可能にする。また映画『秒速5センチメートル』では、緻密に描かれた実世界の景色が醸し出す叙情的な雰囲気も魅力だ。

オリジナルの来場者特典を配布予定

新海誠のアニメ映画『秒速5センチメートル』再上映、惹かれ合うふたりの男女を時間の経過と共に描いた物語｜写真12

なお、今回は映画・ドラマ・アニメのレビューサービス「フィルマークス(Filmarks)」主催のリバイバル上映プロジェクトにて、新海誠作品を2か月連続でリバイバル上映する企画の第1弾だ。『秒速5センチメートル』の重要なモチーフである“桜”にちなんで「桜前線上映」と題し、桜前線を追いかけるように南から北へ向かって全国上映する日本初の試みも実施。3月29日(金)からは西日本から南関東にかけての劇場で、4月12日(金)からは北関東から北海道エリアにある劇場にて上映される。

また、オリジナルの来場者特典の配布も予定のため、今後の情報も要チェックだ。

映画『秒速5センチメートル』あらすじ

小学生の貴樹と明里は、特別な想いを抱きあう仲。しかし卒業と同時に、明里は引越すことになり、離ればなれになってしまう。中学生になり文通を重ねる2人だが、今度は貴樹も鹿児島への転校が決まる。引っ越す前に明里に会おうと、大雪の中貴樹は明里の元へ向かうが…。時は過ぎ、種子島で高校3年生になった貴樹は、同じクラスの花苗に好意を寄せられながらも、ずっと遠くを見つめていた。やがて東京で社会人になった貴樹は、仕事に追われ日々輝きを失っていく街並みを前に、忘れかけたあの頃の記憶に想いを巡らせる。

貴樹と明里の再会の日を描いた『桜花抄』、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた『コスモナウト』、そして表題作の『秒速5センチメートル』。3本の連作アニメーション作品。