押井守監督のアニメーション映画『機動警察パトレイバー 劇場版』と『機動警察パトレイバー2 the Movie』の4Kリバイバル上映が決定。それぞれ2025年10月3日(金)、10月17日(金)より2週間限定で全国上映される。
監督・押井守、脚本・伊藤和典のコンビによって製作された1989年の『機動警察パトレイバー 劇場版』と1993年の『機動警察パトレイバー2 the Movie』は、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)シリーズや漫画、小説などのメディアミックスによって構成されるプロジェクト「機動警察パトレイバー」の劇場版アニメーション。
汎用人間型作業機械「レイバー」が普及した近未来の東京を舞台に、レイバー犯罪と呼ばれる新たな社会的脅威に立ち向かう“ロボットのお巡りさん”こと「特車二課」の日常と活躍を描いた作品だ。
コンピュータウイルスにるレイバー暴走事件を、サスペンスフルな要素を交えて描いた『機動警察パトレイバー 劇場版』と、戦争やテロリズムを題材に、よりシリアスで哲学的なテーマを掘り下げた続編『機動警察パトレイバー2 the Movie』。どちらも最先端テクノロジーの危険性と可能性を物語の軸にしつつ、日本社会の陰と陽を巧みに投影した作品で、押井守ならではの独特な演出と映像美が楽しめる名作SFアニメーションとして知られている。
若いパトレイバー隊員たちの葛藤と成長を描いた青春群像劇であると同時に、政治や経済、テクノロジーといった要素が絡み合う社会問題を扱った産業・陰謀ドラマでもある「機動警察パトレイバー」シリーズ。現代社会が抱える様々な問題にもリンクする物語を先見的に描いてみせた名作アニメを、この機会に劇場の大スクリーンで体験してみては。
「劇場公開版」音声&4K版での上映になるほか、東京・池袋では公開当時のフィルムを使用したフィルム上映も実施。新文芸坐にて、2025年11月2日(日)から11月8日(土)までの1週間のフィルム上映される。
映画『機動警察パトレイバー 劇場版』
劇場版アニメ第1作。1999年、作業用ロボット〈レイバー〉による犯罪が日常化した近未来の東京。自殺した天才プログラマーによって引き起こされる最悪のシナリオとは?
映画『機動警察パトレイバー2 the Movie』
劇場版アニメ第2作。突如飛来した戦闘機から発射された一発のミサイルに隠された謎。世界が息をのむ<東京ウォーズ>が始まる!
■『機動警察パトレイバー 劇場版』(劇場公開版音声)
公開日:2025年10月3日(金)より2週間限定上映
公開劇場:122館
■『機動警察パトレイバー2 the Movie』
公開日:2025年10月17日(金)より2週間限定上映
公開劇場:全国123館
※劇場により、上映日・上映期間が異なる。
※チケット販売は、各劇場にて実施。
※1,800円均一(各種サービスデーや他の割引サービスは利用不可)。
※プレミアムシート等により料金が異なる場合あり。
※4K素材上映。ただし、劇場やスクリーンによって2K上映となる場合あり。