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展覧会「金子みすゞの詩」松屋銀座で - 遺稿手帳や童謡同人誌『曼珠沙華』など展示

「100年の時を越えて 展覧会 金子みすゞの詩(うた)」が、東京・松屋銀座にて、2023年5月24日(水)から5月29日(月)まで開催される。東京を皮切りに2年間巡回予定。

童謡詩人・金子みすゞ

金子みすゞの童謡が初めて掲載された『童話』大正12年9月号
金子みすゞの童謡が初めて掲載された『童話』大正12年9月号

金子みすゞは、「大漁」「私と小鳥と鈴と」「積った雪」などの作品で知られる童謡詩人だ。20歳で童謡を書き始めたみすゞは、本名の金子テルではなく金子みすゞの名前で最初の作品を投稿。初の作品は『童話』『婦人倶楽部』『婦人画報』『金の星』4誌の1923年9月号に一斉に掲載され、たちどころに読者の心を掴み「若き童謡詩人の中の巨星」と称賛されるようになった。

金子みすゞの童謡が初めて掲載された『金の星』大正12年9月号
金子みすゞの童謡が初めて掲載された『金の星』大正12年9月号

投稿詩人のあこがれの星となったみすゞだが、26歳という若さでこの世を去り、その存在は長く忘れ去られていた。しかし、彼女の童謡に魅了された多くの人々の思いは途切れることなく繋がり、矢崎節夫が3冊の遺稿手帳を発見したことで多くの作品が知られるに至り、今日まで読み継がれている。童謡という分かりやすい言葉でうたわれたみすゞの作品は、彼女が生きた大正時代から100年の時を越えてなお、多くの人に愛されているのである。

童謡同人誌『曼珠沙華』 を初展示

『曼珠沙華』に初出掲載された金子みすゞの「月日貝」
『曼珠沙華』に初出掲載された金子みすゞの「月日貝」/金子みすゞ記念館蔵

展覧会「金子みすゞの詩」では、みすゞが情熱を注いだ童謡の世界を、遺稿手帳や当時の資料で紐解くと共に、みすゞ直筆の童謡や絵本の原画約100点などを通して作品の魅力を紹介。これまで存在は知られていたものの、数年前にようやくその実物が発見された、みすゞが当時参加した童謡同人誌『曼珠沙華』の初展示にも注目だ。

金子みすゞが残した3冊の遺稿手帳
金子みすゞが残した3冊の遺稿手帳/写真提供:金子みすゞ著作保存会

このほか、遺稿手帳に書かれた約60篇に及ぶみすゞ直筆の詩のパネル化や、詩の世界を立体的に表現したアート作品も鑑賞することができる。

【詳細】
「100年の時を越えて 展覧会 金子みすゞの詩(うた)」
会期:2023年5月24日(水)~5月29日(月)
会場:松屋銀座 8階イベントスクエア
住所:東京都中央区銀座3-6-1
開場時間:10:00~20:00
※5月28日(日)は19:30、最終日は17:00閉場。入場は閉場の30分前まで。
※混雑の際は、待ち時間が発生する場合や整理券を配布する場合あり。
入場料:一般 1,200円(1,000円)、高校生 1,000円(800円)、小中学生 600円(400円)
※( )内は前売り料金、ローソンチケット(Lコード:33617)にて取扱い。
※画像の無断転載を禁じる。

<アート作品出展作家>
有川京子(陶芸)、いわたまいこ(切り絵)、シダミホコ(ワイヤーアート)、須佐沙知子(羊毛フェルト作品)、高木栄子(紙わらべ)、マカベアリス(刺繍)
<出展作家>
浅沼とおる、伊藤智之、上野紀子、尾崎眞吾、きくちちき、黒井健、高畠那生、羽尻利門、松本春野、森川百合香、さかもとすみよ(イラストマップ)

【問い合わせ先】
TEL:03-3567-1211(松屋銀座大代表)

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