“アール・デコとファッション”ひもとく展覧会が三菱一号館美術館で、シャネルやランバンなど約310点
開催中
2025.10.11(土)~2026.1.25(日)
三菱一号館美術館(MITSUBISHI ICHIGOKAN MUSEUM, TOKYO)は、2010年に東京・丸の内にオープンした美術館。19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とする企画展を、年3回開催している。
特徴的な赤煉瓦の建物は、三菱が建設した「三菱一号館」を復元したもの。設計を担当したのは、明治の日本で活躍したイギリス人建築家ジョサイア・コンドル。同氏と日本の職人達が創り上げた空間を、保存部材や写真などの資料をもとに、当時の製造方法や建築技術まで、可能な限り忠実に再現している。
コレクションは、建物と同時代の19世紀末西洋美術をメインに、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック、オディロン・ルドン、フェリックス・ヴァロットン作品などを収蔵。中でも、トゥールーズ=ロートレック(1864~1901)が没するまで手元で保有していた、272点あまりのグラフィック作品群は、三菱一号館美術館のコレクションの核をなすものとなっている。
また、旧銀行営業室の空間を利用したカフェ・バー「Café 1894」、ミュージアムショップ「Store 1894」、丸の内の歴史が体感出来るスペース「歴史資料室」が併設されており、建設当初の名残を留める館内で、明治時代の情趣もたっぷりと味わえる美術館となっている。
修繕工事のため、2023年4月10日(月)から2024年秋まで長期休館する。