特別展 春日若宮式年造替奉祝「杉本博司─春日神霊の御生(みあれ) 御蓋山そして江之浦」が、奈良の春日大社 国宝殿にて、2022年12月23日(金)から2023年3月13日(月)まで開催される。

杉本博司と春日

日本を代表する現代美術作家として、写真をはじめ幅広い領域で活動する杉本博司は、日本の仏教美術や神道美術に強い関心を抱き、自ら作品収集も行ってきた。なかでも、春日美術に対する関心は群を抜いており、その核となる春日明神への崇敬から、2022年3月には春日大社から祭神を迎え、自身が小田原に創設した江之浦測候所に「甘橘山 春日社」を創建している。

春日大社 国宝殿を会場に開催される「杉本博司─春日神霊の御生(みあれ) 御蓋山そして江之浦」では、杉本博司の監修のもと、春日信仰や春日若宮信仰にまつわる名品を展示。また、春日をテーマとした杉本による大作も初公開する。

春日美術の名品を展示

本展では、春日美術の名品を公開。国宝の古神宝類や、重要文化財の舞楽面を中心とする古面など、春日信仰や春日若宮信仰にまつわる作品を目にすることができる。

杉本博司の作品を公開

また、初公開作品2点をはじめ、杉本博司の作品も。《春日大宮暁図屏風》と《春日大社藤棚図屏風》を初公開するほか、過去に神奈川県立金沢文庫で開催された展覧会「春日神霊の旅 ─杉本博司 常陸から大和へ」の出品物もあわせて展示する。

展覧会概要

特別展 春日若宮式年造替奉祝「杉本博司─春日神霊の御生(みあれ) 御蓋山そして江之浦」
会期：2022年12月23日(金)〜2023年3月13日(月) 前後期で一部展示品の入れ替えあり
［前期 12月23日(金)〜1月29日(日) / 後期 1月31日(火)〜3月13日(月)］
会場：春日大社 国宝殿
住所：奈良県奈良市春日野町160
開館時間：10:00〜17:00(入館は16:30まで)
※会期中に延長開館を行う場合あり
休館日：2023年1月30日(月)
拝観料：一般 1,000円、高校・大学生 600円、小・中学生 400円、団体一般 800円

【問い合わせ先】
春日大社国宝殿
TEL：0742-22-7788