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映画『異動辞令は音楽隊!』刑事役・磯村勇斗にインタビュー、俳優の夢を追いかけ続けた“原動力”とは

磯村勇斗にインタビュー。磯村は2022年8月26日(金)公開の映画『異動辞令は音楽隊!』に出演する。

磯村勇斗 インタビュー|写真22

映画『異動辞令は音楽隊!』は、警察音楽隊への異動を命じられる鬼刑事の奮闘と生き様を描いたヒューマンドラマ。第41回日本アカデミー賞・最優秀作品賞を獲得した映画『ミッドナイトスワン』を手掛けた監督・内田英治の完全オリジナル作品で、内田がYouTubeで偶然目にした警察音楽隊のフラッシュモブ演奏の映像から着想を得たストーリーとなっている。

磯村が演じるのは、“鬼刑事”である成瀬の部下・坂本祥太。違法すれすれの捜査も厭わない成瀬に敬意を持ちつつも、その対応に苦慮している真面目な青年だ。公開に先駆けて実施したインタビューでは、『異動辞令は音楽隊!』の魅力から、阿部寛との共演秘話、少年時代から夢見ていたという俳優業に対する想いまで、たっぷりと話を伺うことができた。

“悩める後輩刑事”坂本祥太を演じて

磯村勇斗 インタビュー|写真4

・映画『異動辞令は音楽隊!』の脚本を初めて読んだ時の感想を教えてください。

犯罪捜査一筋の刑事だった成瀬が、音楽隊という新しい環境の中で奮闘する姿に勇気を貰ったのを覚えています。今までずっと続けてきたことを一度やめて、新しいことに取り組むって本当に難しいこと。だから成瀬があの年で、新たな人生に立ち向かっていく姿にはとても背中を押されました。

根本的なところで言うと、物語のテーマが「警察音楽隊」というのも面白いですよね。なかなか珍しい題材ですから。

・磯村さん演じる坂本祥太は、阿部寛さん演じる昔気質な鬼刑事・成瀬に振り回される部下という役どころ。ご自身は、坂本という人物にどのようなイメージを持っていましたか?

コンプライアンスとかハラスメントとかを気にする、“今どきの若い人”という印象です。昭和の古いタイプで、威圧感のある成瀬とはとにかく対照的な人物。どこか内向的と言いますか、前に前に出ていくタイプではないのかな、とは思います。

ですがその一方で、坂本は正義感がとても強い人物でもある。まっすぐで素直なキャラクターだと捉えています。

磯村勇斗 インタビュー|写真2

・その真面目さゆえに、上司である成瀬と反発してしまう場面も多くありました。

そうですね。成瀬は、犯人逮捕のためなら違法すれすれの捜査も辞さない男。そして僕が演じる坂本は、そんな上司の姿に敬意を持ちつつも、その前時代的な生き方を受け入れることができないんです。成瀬に対する2つの感情の狭間で葛藤しているというか。

だからこそ、坂本役を演じるうえでは、あえて自分の感情のトリガーとなる成瀬の動き・心情を理解することから始めました。対のキャラクターを深く掘り下げることで、坂本を見る目線が変わってくるのではないかと考えたんです。

・相手の役柄から理解するとはユニークですね…!

僕が演じる坂本役にはもともと共感できる部分も多かったので、彼にとっての“悩みの種”である成瀬という男を分析することで、より坂本の心情をリアルに引き出すことができるのではと思ったんです。その結果、成瀬を見る目線ひとつひとつにも感情をのせることができたと感じています。

・確かに磯村さんの目の演技には、非常に引き込まれました。

ありがとうございます。実は映画のオファーを頂いたきっかけのひとつが、“目の演技“でもあるんです。内田監督から、「坂本という役には特にまなざしの演技が必要だから、磯村さんにお願いしたい。」という話を伺ったときは驚きました。

僕自身、自分の俳優としての強みは何だろうと悩んだこともあったのですが、内田監督と今回の現場を共にしてからは、“目”というものが1つ自分の武器と言えるようになってきたのかな、と感じるようになりました。

磯村勇斗 インタビュー|写真7

・実際に現場に入ってから、特に印象深かった演技のシーンはありますか?

はい。どの場面を切り取っても大事でしたけど、特に印象深いのは会議室で坂本が成瀬を怒鳴るシーン。音楽隊に異動辞令が出た後も、刑事への未練から捜査会議に顔を出してしまう成瀬を、元部下の坂本が「入ってきちゃだめです。」と止めるんです。

そのシーンは何回かトライしたのですが、監督には「それじゃあ成瀬は止まらない。」と結構ストレートに言われました。どうやったら言葉で成瀬を止められるか、というのを試行錯誤しながら、納得がいくまでチャレンジさせていただきましたね。

・そもそも磯村さんは、かねてから内田作品への映画参加を希望していたとか。今回初参加が叶いましたが、現場の雰囲気はどうでしたか?

非常に居心地がよかったです。内田監督のチームスタッフさんたちは、ほとんどが“内田組”としてずっと一緒に仕事をしてきている方たちなので、組織として呼吸が本当にぴったり。それでいてお芝居に対しても、シーンの絵作りに対しても、取り組み方がストイックなんですよ。なかなかこういった現場も少ないので、参加させていただき光栄でしたし、同時に刺激もいただきました。

主演・阿部寛の偉大さを語る、“背中は体感5m!?”

磯村勇斗 インタビュー|写真1

・磯村さんと阿部さんは2度目の共演となりますが、感想は?

阿部さんと再び共演できて率直に嬉しかったですし、やはり1回目の共演時よりお互いに良い距離感でいられた気がします。

今回はバディものなので、阿部さんとの呼吸は特に大事だなと思っていて。撮影期間は現場以外にも阿部さんと仕事や趣味についてライトにお話することができたのですが、その時間もすごくよかった。僕が前回よりリラックスして撮影に臨むことができた分、役作りにもプラスだったんじゃないかなと思います。

・本作は、阿部さんがドラムに初挑戦したことでも話題です。磯村さんは練習風景をご覧になりましたか?

はい。阿部さんがすごく頭を抱えている姿は見ましたけど、弱音を吐くというよりかは楽しんでいる感じでした。

実は僕も以前映画でドラムを叩いたことがあるんです。なので、ドラムの難しさや大変さはすごく理解できて…。クランクイン前から練習をしていたという阿部さんのドラム演奏を、心から応援していました。

磯村勇斗 インタビュー|写真9

・磯村さんは、ドラムを叩いてみました?

さすがに僕、大先輩の阿部さんが使うドラムセットは恐れ多くて叩けないですよ。(笑) 現場では、阿部さんの頼もしい背中に傷をつけないように、熱量を持ってお芝居をしなくてはと常に思っていました。

・阿部さんの背中は、磯村さんにとって体感どれくらいでしたか?

僕が思うに、体感5mはありました。(笑) 見上げるくらい、本当に大きく広い背中でした。阿部さんは身長が高いので実際に見上げていたんですけど。本当に偉大な先輩です。

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