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いわさきちひろ“雑誌”の表紙&画風の変遷を辿る展覧会、淡く繊細な水彩画 - 長野・安曇野ちひろ美術館

展覧会“ちひろからの定期便「子どものしあわせ」と「こどものせかい」”が、2022年9月10日(土)から12月4日(日)まで、長野・安曇野ちひろ美術館の展示室1・2にて開催される。

展覧会“ちひろからの定期便「子どものしあわせ」と「こどものせかい」”

いわさきちひろ
小鳥と少女 『ことりのくるひ』(至光社)より 1971年
いわさきちひろ
小鳥と少女 『ことりのくるひ』(至光社)より 1971年

絵本画家・いわさきちひろの作品や世界の絵本画家の作品を紹介する長野・安曇野ちひろ美術館。展覧会では、いわさきちひろが多くの表紙を担当した月刊雑誌「子どものしあわせ」「こどものせかい」にフォーカスし、いわさきちひろの想いと画風の変遷、印刷技術の発展を辿る。

代表作が生まれた月刊雑誌「子どものせかい」

いわさきちひろ 木の葉の精 
雑誌「子どものしあわせ」1973年11月号 1973年
いわさきちひろ 木の葉の精
雑誌「子どものしあわせ」1973年11月号 1973年

「子どものしあわせ」は、1963年から没する1974年までの12年間、いわさきちひろが表紙を描いた月刊雑誌。“子どもを題材にすること以外どのように描いても構わない”という出版社の依頼から、のびのびと自由に筆を振るい、「木の葉の精」や「スイートピーとフリージアと少女」といった名作が誕生した。

印刷技術と共に辿る絵雑誌「こどものせかい」

いわさきちひろ ぶどうを持つ少女
絵雑誌「こどものせかい」1973年10月号 1973年
いわさきちひろ ぶどうを持つ少女
絵雑誌「こどものせかい」1973年10月号 1973年

1958年から取り組んだ至光社の絵雑誌「こどものせかい」の仕事からは、編集者・武市八十雄が追求した“絵の再現性”が見て取れる。「ぶどうを持つ少女」など、淡く繊細な絵の質感に忠実な印刷技術は、彼女の代表絵本「感じる絵本」シリーズにも応用された。展覧会では、絵雑誌や絵本『ことりのくるひ』の原画も公開される。

初期作品や歴代「おやゆび姫」も

いわさきちひろ
チューリップのなかの男の子 1971年
いわさきちひろ
チューリップのなかの男の子 1971年

さらに、駆け出しの画家だった1940年代後半の新聞カットや、絵雑誌のための原画、1950年代の“描き版”による紙芝居の仕事、2色刷りによる『あいうえおのほん』などの作品を展示するほか、繰り返し描いた「おやゆび姫」を年代順に並べて公開。ときどきの印刷技術と、いわさきちひろの画風の関連を紹介する。

【詳細】
ちひろからの定期便「子どものしあわせ」と「こどものせかい」
会期:2022年9月10日(土)~12月4日(日)
時間:10:00~17:00
会場:安曇野ちひろ美術館 展示室1・2
住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24
休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)
※11月23日(水)は開館、24日(木)は休館
出展作品数:約90点
料金:大人900円 / 高校生以下無料
※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円
※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料
※年間パスポート3,000円

Photos(5枚)

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