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ピンチを救った巨匠マーティン・スコセッシ

なお本作は、2017年にワインスタイン・カンパニーの作品として、全米公開が予定されていたが、共同創業者のハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ疑惑により延期。その後101 Studios が配給権を取得し、映画公開を実現した。

この復活劇に一躍買ってでたのは、巨匠マーティン・スコセッシ。当初トロント映画祭で披露された際には、ワインスタイン・カンパニーの圧力もあり、製作陣にとって不本意なバージョンだった為、彼はそれを完成版と認めず製作陣による再編集を支援。最終的に元のバージョンから10分を削り、新たに5つものシーンを追加した“ディレクターズ・カット”を完成させている。

『エジソンズ・ゲーム』場面カット|写真2

<ストーリー>
19世紀、アメリカは電気の誕生による新時代を迎えようとしていた。白熱電球の事業化を成功させたトーマス・エジソンは天才発明家と崇められ、大統領からの仕事も平気で断る傲慢な男だった。裕福な実業家ジョージ・ウェスティングハウスは、大量の発電機が必要なエジソンの“直流”より、遠くまで電気を送れて安価な“交流”の方が優れていると考えていた。若手発明家のテスラも、効率的な“交流”の活用を提案するが、エジソンに一蹴されてしまう。ウェスティングハウスは“交流”式送電の実演会を成功させ、話題をさらう。そのニュースにエジソンは激怒、“交流”は危険で人を殺すと、ネガティブキャンペーンで世論を誘導していく。こうして世紀の“電流戦争”が幕を開けた!訴訟や駆け引き、裏工作が横行する中、ウェスティングハウスはエジソンと決裂したテスラに近づく──果たしてこのビジネスバトルを制するのはどちらか──?

詳細

映画『エジソンズ・ゲーム』
公開日:2020年6月19日(金)TOHOシネマズ日比谷他全国公開
監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、マイケル・シャノン、トム・ホランド、ニコラス・ホルト
配給:KADOKAWA

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Photos(13枚)

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