日本を代表するヒーロー“ウルトラマン"の映画化が決定。映画『シン・ウルトラマン』として、2021年初夏に公開される。
ヒーローシリーズとして、多くの人々を魅了した特撮テレビドラマで、日本を代表するキャラクターとして愛されてきたウルトラマン。それが原点の魅力に立ち返った上で、現代社会を舞台に描かれる。
企画・脚本は、庵野秀明、監督は盟友樋口真嗣。『シン・ゴジラ』、『新世紀エヴァンゲリオン』のタッグがウルトラマンを題材に新たな挑戦をこころみる。
今回のタイトルに、初代『ゴジラ』を現代に再構築した『シン・ゴジラ』同様、“シン”というワードが入っていることも決して偶然ではない。両者に共通するのは、作品の原題に立ち返りながら、新たな衝撃を人々にもたらすという想い。『シン・ウルトラマン』でも、初めてテレビで“ウルトラマン"を目撃した衝撃を現代に蘇らせ、“未だ誰も見たことのないウルトラマン"を表現する。
護送中の宇宙怪獣ベムラーに逃げられたM78星雲人は、パトロール中の科学特捜隊・ハヤタ隊員が乗ったVTOL機・小型ビートルに激突する。その宇宙人は、瀕死の重傷を負ったハヤタと一体化し命を共有して地球の平和のために働くことを誓う。普段はハヤタとして怪獣たちに立ち向かうが、危機に陥ったときにはウルトラマンに変身して激闘を繰り広げる。
主人公の"ウルトラマンになる男"には、斎藤工。主人公の相棒役に長澤まさみが抜擢。またその仲間役に西島秀俊の出演も決定している。
斎藤工コメント
「シン・ウルトラマン」とう壮大なプロジェクト及び手にした脚本に至極興奮致しました。かつて、何者でも無かった私は一度だけ、生前の実相寺昭雄監督(ウルトラマンの演出を手掛けた)にお会いする機会があり、前のめりに当時の円谷プロや「ウルトラマン」の様々な話を伺えた事は、全て"ココ"に繋がっていたのではないかと今振り返ると思います。
「ウルトラマン」への特別な想いを持たれていらっしゃる庵野さん、樋口監督と共に、若輩者ながら私の37年間を本作に注ぎたいと思います。「シン・ウルトラマン」が今の日本に、未来の日本に、必要な作品になるよう、頼もしきスタッフ、共演者の方々と高みを目指します。
また斎藤工、長澤まさみ、西島秀俊と共に、悪に立ち向かうメンバーの一員として、映画『劇場版コード・ブルー—ドクターヘリ緊急救命―』に出演した有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、ドラマ「ラーメン大好き小泉さん」の早見あかり、舞台や映画で幅広く活躍する田中哲司が出演。さらに物語のキーを握る役どころには、山本耕史、岩松了、長塚圭史、嶋田久作、益岡徹、山崎一、和田聰宏ら演技派俳優の顔ぶれが連なる。