ディズニー、アニメーション映画『アラジン』が、ガイ・リッチー監督で実写映画化。2019年6月7日(金)に日本で公開される。
1992年、ディズニーが製作したアニメーション映画『アラジン』。ユーモアあふれるストーリー展開だけでなく、アカデミー歌曲賞を受賞した『ホール・ニュー・ワールド』をはじめとする音楽でも名をあげる。そんな誰もが知る名作を、ミュージカル映画として実写化する。
“ダイヤモンドの心”を持ちながら、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジンが巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミンと、“3つの願い”を叶えることができる“ランプの魔人”ジーニー。アラジンとジャスミンの心が重なる時、昨日と同じ世界が “新しい世界”となって輝き出し、二人はこれまで気づかなかった願いに気づいていく。
この身分違いの恋を見守るジーニーもまた、宇宙で最も偉大な力を持ちながらも、ランプから自由になることを密かに願っていた。この運命の出会いによって、彼らはそれぞれの“本当の願い”を叶えることができるのだろうか…?
メガホンを取るのは、『コードネーム U.N.C.L.E. 』や『キング・アーサー』を手掛けてきたガイ・リッチー。そして脚本は、『チャーリーとチョコレート工場』や『ビッグ・フィッシュ』を手がけたジョン・オーガストが担当する。両者がどのような新生アラジンを世界に送り出してくれるのか、今から待ちきれない。
主人公のアラジン役には、エジプト出身でカナダ育ちの新人俳優、メナ・マスードが抜擢された。日本では無名に近い彼は、これまで海外ドラマや短編映画に出演。今回のアラジン役は大抜擢となった。
アラジンと恋に落ちる王女ジャスミン役には、英歌手・女優のナオミ・スコットを起用。そして、ランプの魔人ジーニー役はウィル・スミスが務める。
『アラジン』では、劇中の台詞だけでなく、歌まで完全に吹替をした「プレミアム吹替版」を公開。日本語吹替版の声優としてアラジン役を中村倫也が担当。また、ジャスミン役には、新進気鋭のミュージカル女優・木下晴香が起用される。
作品の主題歌であり、これまで数々の賞に輝いた名曲「ホール・ニュー・ワールド」も勿論2人が担当。木下演じるジャスミンの伸びやかな歌声と、それを包み込むようなアラジン役・中村の甘い歌声が見事なハーモニーを生み出す、ドラマチックな仕上がりとなっている。
また、魔法のランプをこすると登場する、主人公アラジンの良き友人となる魔人ジーニーの声優を務めるのは、アニメーション『アラジン』でもジーニー役を務めた山寺宏一だ。また、山寺は、『インデペンデンス・デイ』など多くの作品でウィル・スミスの吹き替えを担当したことでも知られている。
また魔法のランプを巡り、アラジンたちと壮絶なバトルを繰り広げる邪悪な大臣・ジャファー役は、俳優の北村一輝が担当。ディズニー作品を代表すヴィランでもあり、物語の重要な鍵を握る彼をどのように演出していくのか、期待が高まる。
北村は今回の配役について、「悪役の活躍する映画がすごく好きで実写の映画でもそういう役を演じたいと思っていましたので、ジャファーにも魅力を感じていました。それがまさか時を経てそ の願いが叶うとは!」と喜びの声を寄せている。
【詳細】
実写版『アラジン』
日本公開日:2019年6月7日(金)
脚本:ジョン・オーガスト、ガイ・リッチー
出演者:メナ・マスード、ナオミ・スコット、ウィル・スミス
音楽:アラン・メンケン