音楽劇『ハムレット』が、2025年9月3日(水)から9日(火)まで東京・新国立劇場で、2025年9月13日(土)から15日(月・祝)まで京都・先斗町歌舞練場にて上演される。主演は、片岡千之助。
シェイクスピアが手がけた四大悲劇のひとつ『ハムレット』は、父王の死と母の再婚に悩む若き王子・ハムレットを主人公にした戯曲。葛藤や狂気、裏切りが絡み合い、深い人間の苦悩を描き出した傑作として、長く愛されてきた。
そんな傑作『ハムレット』が、歌舞伎、ミュージカル、オペラが融合する新たな舞台として上演される。本公演では、ルネサンスやバロック音楽のスペシャリストたちが集結し、シェイクスピア初演当時の楽曲を劇中音楽として生演奏で再現。演出は、国内外のオペラ・コンサートやテレビ番組「題名のない音楽会」などで幅広く活躍する彌勒忠史が担当する。
主人公・ハムレット役を務めるのは、歌舞伎界の名門・松嶋屋、片岡仁左衛門家に生まれた片岡千之助。シェイクスピア作品への出演は今回が初めてとなり、古典と革新を融合させた新しいハムレット像を描きだす。
また、ハムレットの恋人・オフィーリア役には、元宝塚歌劇団の花乃まりあが出演。ガートルード王妃役には、同じく宝塚出身の朝月希和、レアティーズ役は若手俳優の高田翔、ホレイショー役には俳優の山本一慶、クローディアス役には劇団四季出身の福井晶一が名を連ねる。
物語は、デンマーク王の突然の死から幕を開ける。王の死後、王の弟・クローディアスが王妃・ガートルードと結婚し、新たにデンマーク王の座に就いた。王子のハムレットは、父の死と母の急な再婚に心を乱され、苦悩の日々を送ることとなる。
ある夜、ハムレットは父の幽霊と出会い、父がクローディアスに毒殺された事実を告げられる。復讐を決意したハムレットは、狂気を装い、周囲の人々の反応を探っていく。恋人オフィーリアや友人との関係も複雑に絡み合っていく中、ハムレットは芝居を利用してクローディアスの罪をあばこうとするが、その行動は悲劇的な連鎖を引き起こし……。
【詳細】
ルネサンス音楽劇『ハムレット』
作:ウィリアム・シェイクスピア
演出:彌勒忠史
出演:片岡千之助、花乃まりあ、高田翔、山本一慶、朝月希和、福井晶一
<公演情報>
■東京公演
上演日程:2025年9月3日(水)〜9日(火)
会場:新国立劇場 小劇場
住所:東京都渋谷区本町1-1-1
■京都公演
上演日程:2025年9月13日(土)〜15日(月・祝)
会場:先斗町歌舞練場
住所:京都府京都市中京区先斗町三条下ル
<チケット情報>
料金:S席 10,000円、A席 8,000円
※全席指定
一般前売り発売日:2025年6月30日(月)〜
販売方法:チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット、アーティストジャパンチケットセンター
【問い合わせ先】
アーティストジャパン
TEL:03-6820-3500