廃線高架上体験型レストラン「フューチャートレイン・キョウト・ダイナー・アンド・カフェ(FUTURE TRAIN KYOTO DINER & CAFE)」が、2025年8月20日(水)、京都・梅小路に先行オープン。グランドオープンは9月下旬予定。
「フューチャートレイン・キョウト・ダイナー・アンド・カフェ」は、かつて京都と北陸を結んだ「特急サンダーバード」を活用した体験型レストラン。廃線となった高架空間をプラットフォームに見立て、紅梅色に再塗装された“未来行き”の列車が発着する、食・アート・物語を楽しめる列車型エンターテインメントレストランとなる。
店舗入り口の“改札”を抜けると、“未来行きの旅”へと誘う不思議なホームが広がる。その先に待っているのは、全長約90mの高架空間に並ぶ1~3号車の車両。エリアごとに異なる体験が可能だ。
まず1号車は、「特急サンダーバード」の先頭車両を活かしたアート体験空間に。運転席や計器類もみることができ、映像や光、音によるインスタレーション・イベントなどを実施する見込み。
2号車は、食堂車をモチーフにしたメインダイニングとなる。レトロフューチャーな空間にて、オリジナル料理やドリンクを提供する。
そして3号車では、よりカジュアルに食事や会話を楽しめる空間に。バーカウンターやボックス席、“ホーム席”と呼ばれる高架上のテーブルスペースが広がるので、恋人や友人、家族と気軽に訪れることができそう。
ここからは、2号車と3号車で味わえる料理の数々を紹介。「KYOTO ダイナー」をテーマに、ポップなにぎやかさと、京都ならではの食材や文化を取り入れた料理を展開する。たとえば、梅の花型バンズが目印のすきやき仕立てのバーガー「豪華絢爛バーガー -梅未来- (ポテト付き)」。スモークと共に現れるという粋な演出付きで提供される。
「フューチャー駅弁BOX (スープ・お茶付き)」は、列車旅に欠かせない駅弁がモチーフ。サンドやミニ丼、肉や魚、さらには〆のデザート・パンケーキなど、小鉢9品を3段の木箱に詰め合わせた。お茶は、どこか懐かしい気持ちにさせる器入りだ。
デザートも要チェック。イチオシは、高さ30cmを超える「KAWAII五重塔パフェ」。甘いクリームをたっぷりと使用し、ケーキやアイスと共にグラスに重ねた。中にはお麩や団子といった和の甘味も忍ばせている。
このほかにも、未来からやってきた「フューチャートレイン」の車掌“バーディ・バディ”を描き出したふわふわメルティーなスフレパンケーキ「バーディ・バディのパンケーキ」、ダイナー料理としてハンバーグやオムライス、グリル、1ポンドステーキなどボリューム満点のメニューが揃う。