スイーツの祭典「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2025」が、2025年7月1日(火)から7月31日(木)まで、日本全国300店以上のスイーツ店で開催される。
「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2025」は、フランス伝統菓子をテーマに、日本各地のパティスリーやレストラン、ホテルなどの参加店が、趣向を凝らしたオリジナルスイーツを提供するイベント。名店を巡りながら、それぞれの特色を生かしたアレンジを楽しみ、食べ比べできるのが魅力だ。
2024年に続き、5回目の開催を迎える今回のテーマは「サントノレ」。サクサクのパイ生地とシュー生地という異なる食感が特徴的なフランスの伝統菓子だ。
円形のパイ生地の上に、カスタードクリームとメレンゲを合わせたクレーム・シブーストなどの軽やかなクリームをたっぷりと絞り、縁にはキャラメリゼした小さなシューを飾って仕上げる。“公爵の王冠”をイメージしたこの華やかなスイーツを、各店こだわりのレシピで堪能することができる。
例えば、パティシエ・辻口博啓が手掛けるスイーツ店「モンサンクレール」では、軽くて繊細な食感のパイ生地に、香り高いマダガスカル産バニラのムースと、舌触りなめらかなキャラメルを重ねたリッチなサントノレを味わえる。トップにはキャラメリゼした風味豊かなシュークリームを飾っており、甘みとほろ苦さが絶妙な味わいだ。
フレデリック・カッセル(Frédéric Cassel)の「サントノーレ」は、ごまとフランボワーズを合わせた意外性のあるフレーバー。ベースとなるパイは“世界一のミルフィーユ”と呼ばれる、ブランド人気No.1「ミルフイユ・ヴァニーユ」と同じ生地を使用しており、“サクッ、パリッ、とろ”とユニークな食感が楽しめる。
神奈川県の「シルスマリア平塚店」は、生チョコ発祥の店ならではのサントノレを提供する。バターの香り際立つパイ生地に、ショコラシューと生チョコを添え、柚子の爽やかな香りで仕上げた。ショコラと柚子を組み合わせることによって、重くなりすぎず、さっぱりと味わうことができる。
京都府に店を構える「ケーキ タグ」からは、グラスデザートに仕立てたサントノレが登場する。ベリーソース、クランブル、メレンゲを重ねた軽やかで爽やかな味わいが夏にぴったり。細かく砕いたパイ生地のキャラメリゼがアクセントとなり、食感が楽しい一品となっている。
山形県の人気店「コトノワ」では、パイナップルとパッションフルーツの華やかな味わいに、ライムの爽やかな香りを合わせた清涼感ある一品を用意した。まろやかなチーズの風味漂うフロマージュブランのクリームを使用することで、より軽やかで舌触りのいいサントノレに仕上げた。
フランス発のショコラ専門店「ル・ショコラ・アラン・デュカス」のサンノトレは、六角形に模ったショコラ風味のパイ生地の上に、薄くキャラメリゼしたショコラのシューを飾ったエレガントな一品。仕上げに絞った濃厚なショコラクリームとバニラ風味のクリームのハーモニーが絶妙だ。