展覧会「○△□えほんのせかい+目黒区美術館トイコレクション」が、東京の目黒区美術館にて、2025年7月5日(土)から8月24日(日)まで開催される。
子どもをとり巻く世界を豊かに広げる、絵本や玩具。「○△□えほんのせかい+目黒区美術館トイコレクション」展は、及川賢治と竹内繭子の絵本作品や、目黒区美術館が収集してきたトイコレクションを紹介する展覧会だ。
及川と竹内の絵本『まるさんかくぞう』には、カラフルな形が3つ登場する。一番上には丸、真ん中に三角、一番下には象が積まれているというように、絵本のなかでは、実際には積み重ねることのできない、大きさや重さの異なる形が積まれている。絵本にはこのように、現実的な感覚を軽やかに超える想像力、イラストレーションとデザインの力が秘められているのだ。
また、目黒区美術館は、1987年の開館以前から、国内外の優れたデザインの玩具を収集してきた。その方針となったのが、「手で考える」という視点だ。たとえば、ひとつの形をさまざまな形に展開できるものなど、手で触れることで想像力や独創性を広げることができる玩具を選んでいる。
本展では、及川と竹内による2冊の絵本と、目黒区美術館所蔵の玩具を紹介。特に、絵本は拡大したオブジェの展示により、その世界をダイナミックに体感できる展示を展開してゆく。また、実際に玩具で遊ぶことができるプレイコーナーも設置する。
加えて、特集展示「クルト・ネフ生誕99年」を同時開催。目黒区美術館のトイコレクションの中心となっているのが、スイスのトイメーカー「ネフ(Naef)」だ。会場では、ネフ社を創設したクルト・ネフに焦点を合わせつつ、貴重な玩具を展示する。
展覧会「○△□えほんのせかい+目黒区美術館トイコレクション」
特集展示「クルト・ネフ生誕99年」
会期:2025年7月5日(土)〜8月24日(日)
会場:目黒区美術館
住所:東京都目黒区目黒2-4-36
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館)、7月22日(火)、8月12日(火)
観覧料:一般 900円(700円)、高校生・大学生・65歳以上 700円(550円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※障がい者および付添者1名は無料
※目黒区在住・在勤・在学者は団体料金(受付で証明書類を要提示。割引の併用不可)
【問い合わせ先】
目黒区美術館(代表)
TEL:03-3714-1201