fashionpress[ファッションプレス]

fashionpress x fashionpress instagram 検索
menu

fashionpress[ファッションプレス]

share_icon
  1. トップ   /  
  2. ニュース   /  
  3. アート   /  
  4. イベント

「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点

出版160周年記念「不思議の国のアリス展」が横浜高島屋ギャラリーにて、2024年4月17日(水)から5月6日(月・振休)まで開催される。その後、大阪、愛知へ巡回予定。

『不思議の国のアリス』の原点に迫る展覧会

『不思議の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(1988年 再プリント版画)
『不思議の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(1988年 再プリント版画)
© MPIL THE MACMILLAN ALICE TM

1862年、数学講師のルイス・キャロルが、舟遊びをしていたリデル家の3姉妹のために聞かせた即興の作り話がもとになった『不思議の国のアリス』。その2年後の1864年、ルイス・キャロルはその即興の話に挿絵を添えて、世界で1冊の本『地下の国のアリス』をリデル家の次女アリスにプレゼントした。これが、後に170以上の言語に翻訳されるまでになった不朽の名作『不思議の国のアリス』の原型である。

『不思議の国のアリス』挿絵 ハリー・シーカー/彩色(ジョン・テニエル原画) (1911年)
『不思議の国のアリス』挿絵 ハリー・シーカー/彩色(ジョン・テニエル原画) (1911年)
© MPIL THE MACMILLAN ALICE TM

「不思議の国のアリス展」は、風刺挿絵画家のジョン・テニエルが挿絵を担当し、1865年にロンドン・マクラミン社からルイス・キャロルのペンネームで出版された『不思議の国のアリス』の原点に迫る展覧会。会場では、マクラミン社が所有する、日本初公開となるカラー原画など約250点を展観する。

カラー原画やルイス・キャロルの貴重な資料を展示

『鏡の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(リトル・フォークス版) (1907年)
『鏡の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(リトル・フォークス版) (1907年)
© MPIL THE MACMILLAN ALICE TM

1865年に初めて出版された『不思議の国のアリス』では、ルイス・キャロルの挿絵をもとに描かれたテニエルの挿絵が採用され、現在のアリスのイメージを形作ることになった。その後、ハリー・シーカーがテニエルの挿絵の一部をカラー化し、青いドレスに白いエプロン、金髪、髪には青いリボンというアリス像が確立された。

やがてジョン・マックファーレン、ディズ・ウォリスらの手により、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の挿絵は全てカラー化され、現在に至る。

『不思議の国のアリス』挿絵 ディズ・ウォリス/彩色(ジョン・テニエル原画) (1995年)
『不思議の国のアリス』挿絵 ディズ・ウォリス/彩色(ジョン・テニエル原画) (1995年)
© MPIL THE MACMILLAN ALICE TM

会場では、『不思議の国のアリス』の挿絵を手掛けたハリー・シーカー、ジョン・マックファーレン、ディズ・ウォリスによるカラー原画のほか、ルイス・キャロルがアリスにプレゼントした『地下の国のアリス』(復刻版)、『不思議の国のアリス』のオリジナル木版から再プリントしたジョン・テニエルの挿絵集、さらにはルイス・キャロルの貴重な資料も展示される。

『鏡の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(1988年 再プリント版画)
『鏡の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(1988年 再プリント版画)
© MPIL THE MACMILLAN ALICE TM

これらの展示を通して、『不思議の国のアリス』のはじまりの挿絵から最新のものまで、約160年の挿絵の変遷を目の当たりにすることができる。時代により異なる描かれ方など、比較しながら楽しむことができそうだ。

物語の一節を添えて紹介

『鏡の国のアリス』挿絵 ハリー・シーカー/彩色(ジョン・テニエル原画) (1911年)
『鏡の国のアリス』挿絵 ハリー・シーカー/彩色(ジョン・テニエル原画) (1911年)
© MPIL THE MACMILLAN ALICE TM

また、カラー原画や再プリント版画には、物語の一節も添えて紹介。物語を知らなくても、どのようなシーンの原画なのか楽しめるような展示になっている。

展覧会概要

出版160 周年記念 「不思議の国のアリス展」
会期:2024年4月17日(水)~5月6日(月・振休)
会場:横浜高島屋ギャラリー 8階
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31
時間:10:00~18:30(19:00閉場)
※最終日は~16:30(17:00閉場)
入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 1,000円(800円)、中学生以下無料
※( )内は前売り料金。

<巡回情報>(予定)
■大阪高島屋グランドホール
会期:2024年5月9日(木)~5月29日(水)
住所:大阪府大阪市中央区難波5-1-5
名古屋松坂屋美術館
会期:2024年8月3日(土)~9月21日(土)
住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1 名古屋松坂屋 南館7階

Photos(7枚)

「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真1 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真2 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真3 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真4 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真5 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真6 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真7

Photos(7枚)

「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真1 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真2 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真3 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真4 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真5 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真6 「不思議の国のアリス展」横浜高島屋で、カラー原画や原作者ルイス・キャロルの資料など約250点|写真7

キーワードから探す

商業施設・エリア