大垣幸子...寺島しのぶ
花井半二郎の妻。俊介の母であり、踊りの師匠。初めは喜久雄を引き取ることに反対するものの、才能に気付く。息子・俊介への愛が強く苦悩する。
小野川万菊...田中泯
歌舞伎界の稀代の女形といわれる人間国宝。喜久雄の人生に大きな影響を与える。
彰子...森七菜
歌舞伎役者の娘。喜久雄を兄のように慕いながらも恋心を抱く。歌舞伎役者である父親から勘当されてまでも喜久雄と一緒になることを望む。喜久雄にひたすら寄り添おうとするけなげな女性。
藤駒...見上愛
京都・花街の芸妓。喜久雄と初めて会った日に、自分の人生を賭ける覚悟を見せる、意志の強い女性。
立花権五郎...永瀬正敏
喜久雄の父親。長崎の任侠一門・立花組の親分。抗争によって命を落とすのだが、そのことが、喜久雄の人生を変える。
立花マツ...宮澤エマ
権五郎の後妻で喜久雄の継母。権五郎の死後、喜久雄の実の母親の遺言を守り、喜久雄が堅気の道にいくよう育てる。そして、喜久雄を大阪の花井家に送り出す。
梅木...嶋田久作
歌舞伎の興行を取り仕切る三友の社長。早くから喜久雄の才能を見込み、喜久雄と俊介の初舞台を仕掛ける。歌舞伎界で花開く二人の成長には欠かせない存在。
竹野...三浦貴大
三友の社員。世襲制の歌舞伎の世界で才能を開花していく喜久雄に複雑な思いを持つものの、長い間一緒に過ごし、喜久雄や俊介とともに成長していく、実直な男。喜久雄とともに時代を生きる。
吾妻千五郎…中村鴈治郎
歌舞伎役者であり、名門・富士見屋の当主。彰子の父親。スキャンダルで騒がれた喜久雄に同情して優しくアドバイスをするも、娘の彰子が喜久雄に恋心を抱いていることを知り、娘を使って成り上がろうとする喜久雄に対して厳しくあたる。