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スタジオジブリ映画『海がきこえる』渋谷のBunkamura ル・シネマで限定リバイバル上映

スタジオジブリ映画『海がきこえる』が、2024年3月15日(金)より東京・渋谷のBunkamura ル・シネマ 渋谷宮下にて期間限定で上映される。

スタジオジブリ映画『海がきこえる』

スタジオジブリ映画『海がきこえる』渋谷のBunkamura ル・シネマで限定リバイバル上映|写真1

1993年公開の『海がきこえる』は、作家・氷室冴子の原作小説を、当時のスタジオジブリの若手スタッフが映画化した作品。主人公の拓、親友の松野、そしてその想い人である里伽子。高知と東京を舞台に、10代の終わりを迎える3人の若者が、ゆるやかに自分たちの心と向き合うさまを描いた青春群像劇だ。

ジブリ作品の隠れた名作

スタジオジブリ映画『海がきこえる』渋谷のBunkamura ル・シネマで限定リバイバル上映|写真3

丁寧な細部の描写や生き生きとしたアニメーション表現はまさにスタジオジブリならではのものだが、本作で描かれているのは、広く知られているジブリ作品とはひと味異なる等身大の物語。

スタジオジブリ映画『海がきこえる』渋谷のBunkamura ル・シネマで限定リバイバル上映|写真5

本作のキーワードであり、当時の宣伝コピーにも使われている言葉が“平熱感覚”。アニメらしいといえばアニメらしい大どんでん返し、あるいは心を大きく揺さぶろうと意図された劇的な恋愛模様ではなく、あくまでもリアルで、だからこそ心のどこかをくすぐられるような、繊細な感情の移ろいを見事に切り取った作品となっている。

ストーリー

スタジオジブリ映画『海がきこえる』渋谷のBunkamura ル・シネマで限定リバイバル上映|写真7

東京の大学に進学した杜崎拓(もりさきたく)は、吉祥寺駅の反対側ホームにある人影を見た。中央線下り列車に姿を消したその人影は確かに武藤里伽子(むとうりかこ)に見えた。だが里伽子は高知の大学に行ったのではなかったのか。高知へと向かう飛行機の中で、拓の思いは自然と里伽子と出会ったあの2年前の夏の日へと戻っていった。
里伽子は勉強もスポーツも万能の美人。その里伽子に、親友の松野が惹かれていることを知った拓の心境は複雑だった。拓にとって里伽子は親友の片思いの相手という、ただそれだけの存在だった。それだけで終わるはずだった。高校3年のハワイの修学旅行までは...

上映情報

『海がきこえる』
上映開始日:2024年3月15日(金)より限定上映
上映劇場:Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下(東京都渋谷区渋谷 1-24-12 渋谷東映プラザ 7F・9F)

1993年/72分/カラー/DCP
原作:氷室冴子
脚本:中村 香
監督:望月智充
音楽:永田 茂
主題歌:坂本洋子
声の出演:飛田展男、坂本洋子、関 俊彦

©1993 氷室冴子・Studio Ghibli・N

Photos(7枚)

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