映画『猿の惑星/キングダム』が、2024年5月10日(金)に公開される。
高度な知能を得た猿たちの反乱、人類の文明崩壊、そして猿と人類の戦争、地球の支配者が入れ替わる激動の歴史を心揺さぶるドラマと共に描いた「猿の惑星」シリーズ。『猿の惑星: 創世記(ジェネシス)』『猿の惑星:新世紀(ライジング)』『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』に続き、シリーズの新章を描いた『猿の惑星/キングダム』では、猿が支配する黙示録的な世界にて新たな衝突が勃発する。
映画『猿の惑星/キングダム』の舞台となるのは、地球の支配者であった人間が猿に取って代わるという劇的な交代劇が起こってから何年も後の世界。今から300年後。高い知能と言語を得た多くの猿たちは、徹底的に人間を排除しようと、文明的なコミュニティを持った巨大な帝国“キングダム”を築こうとしていた。
一方で人類は言語を失い、文化も技術も社会性もない、野生生物のような存在に。人間に様々な技術があった時代、そんな面影は完全になくなり人類は退化していた。
それは”人類の日常は崩れ去り、猿に狩られる世界。”
これまでの「猿の惑星」シリーズでは、作品のテーマとして様々な形で“共存”と“対立”が描かれてきた。映画『猿の惑星/キングダム』では、“猿”と“人間”の共存をかけて、“猿&人間”vs“猿”の新たなる衝突が描かれる。同時に、「進化はなぜ猿たちのほうを選んだのか?」という、半世紀以上の謎に包まれていたその全てが明らかとなる。
主人公・ノア…オーウェン・ティーグ
独裁者のプロキシマス・シーザーによって村と家族を奪われた若き猿。人間のことは野生動物の一種として思っていなかったが、人間の女性・ノヴァと出会い“本当の人間”を知る。今まさに誕生しようとしているキングダムに違和感を覚え、人間との共存という新たな可能性に向けて立ち上がっていく。
ノヴァ…フレイヤ・アーラン
野生動物と化した人間と共に暮らしているが、人間の中で誰よりも賢いとされている女性。森で迷う中、仲間を助けるため旅をしていたノアと出会う。完全に逆転した人間と猿の関係性に大きな影響をもたらすある“秘密”を握っている。
プロキシマス・シーザー
猿が支配権を握るキングダムのリーダーで独裁者。地球における“進化”は人間ではなく猿を選んだと強く思っている。自身の帝国を築くため、衰退した人間を徹底的に排除。この世界の真の支配を計画する。
主人公の若き猿で、人間との共存に向けて立ち上がるノアを演じるのは、『To Leslie トゥ・レスリー』のレスリーの息子役を熱演したオーウェン・ティーグ。また、ノアと出会うある秘密を握った女性を、ネットフリックスオリジナルシリーズ「ウィッチャー」のフレイヤ・アーランが演じる。
監督を務めるのは、SF作品「メイズ・ランナー」シリーズ、『ゼルダの伝説』の実写映画の監督としても抜擢されているウェス・ボール。「創世記」「新世紀」「聖戦記」まで3作連続で全米初登場1位の歴史的快挙を記録した歴代シリーズを引き継ぎ、新たな物語を描き出す。
“今”から300年後の世界。文明化した猿たちが優位な世界で生きる若き猿・ノアは、ある年老いたオランウータンから昔話を聞かされる。それは、猿と人間の共存に関する話だった。そしてノアは、ある日人間の女性と出会う。彼女は野生動物のような存在となった人間の中で“誰よりも賢い”とされ、猿たちから狙われていた。
彼女と共に行動することになったノアは、想像すらしたことのなかった本当の“人間”を知るうちに、今まさに誕生しようとしている“キングダム”に違和感を覚えていく。人間との共存へと希望を持つ者。絶対的支配を目論みキングダムを築こうとする者。はたして、この世界で生き残るのは。そしてノアが出会った人間の女性に隠された大きな秘密とは何なのか。
【作品詳細】
映画『猿の惑星/キングダム』
原題:Kingdom of the Planet of the Apes
公開時期:2024年5月10日(金)
監督:ウェス・ボール
出演:オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン