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許家維+張碩尹+鄭先喻の展覧会が山口で - “砂糖”を通して北九州・門司の近代化をたどる新作を初公開

展覧会「許家維+張碩尹+鄭先喻 浪のしたにも都のさぶらふぞ」が、山口情報芸術センター[YCAM]にて、2023年6月3日(土)から9月3日(日)まで開催される。

“砂糖”を通してたどる台湾と日本の近代化

北九州市門司での制作の様子 撮影:山中慎太郎(Qsyum!)
北九州市門司での制作の様子 撮影:山中慎太郎(Qsyum!)

許家維(シュウ・ジャウェイ)+張碩尹(チャン・ティントン)+鄭先喻(チェン・シェンユゥ)は、ともに1980年代に生まれ、台湾を拠点に活躍するアーティストだ。近年3人は共同で、日本統治時代の台湾における砂糖産業を起点に、台湾と日本の歴史的関係や、東アジアの近代化の記憶をたどるプロジェクトを手がけている。2021年には、このプロジェクトの第1部として、製糖業で発展した台湾の街・虎尾(フーウェイ)を舞台とするインスタレーション作品《等晶播種》を発表した。

展覧会「浪のしたにも都のさぶらふぞ」では、《等晶播種》に続く第2部として、YCAMとのコラボレーションにより新作を制作し、世界初公開。虎尾と同様、製糖工場が稼働し続けてきた北九州市の門司を舞台に、人形浄瑠璃とCGアニメーション、音楽、ライブパフォーマンスを組み合わせた作品《浪のしたにも都のさぶらふぞ》を上演する。

北九州市門司での制作の様子 撮影:山中慎太郎(Qsyum!)
北九州市門司での制作の様子 撮影:山中慎太郎(Qsyum!)

門司は、日本の近代化とともに産業が発展し、国際貿易港が誕生した地である。門司の製糖工場は、かつて虎尾の製糖工場と同じ会社によって運営されており、ふたつの街は砂糖で繋がっていたのだといえる。また、ともに戦時中には戦略的に重要な拠点であったため、空襲による大きな被害を受けたという点も共通している。本展では、《等晶播種》と新作《浪のしたにも都のさぶらふぞ》の2部作を通して、東アジアのふたつの都市の記憶を多面的にひもといてゆく。

展覧会概要

展覧会「許家維+張碩尹+鄭先喻 浪のしたにも都のさぶらふぞ」
会期:2023年6月3日(土)〜9月3日(日)
会場:山口情報芸術センター[YCAM] スタジオA
住所:山口県山口市中園町7-7
開館時間:10:00〜19:00
休館日:火曜日
入場料:無料

■新作《浪のしたにも都のさぶらふぞ》上演時間
平日 14:05〜、土日祝 10:45〜 / 12:50〜 / 14:55〜 / 16:20〜
※約40分

【問い合わせ先】
山口情報芸術センター
TEL:083-901-2222

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