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展覧会「どうする家康」三井記念美術館で - 家康誕生から東照大権現に至るまで、刀剣や絵画を展示

NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」が東京の三井記念美術館にて、2023年4月15日(土)から6月11日(日)まで開催される。その後、岡崎市美術博物館、静岡市美術館へと巡回する。

NHK大河ドラマ「どうする家康」特別展

《小牧長久手合戦図屏風》6曲1隻 江戸時代 名古屋市博物館蔵[4月15日(土)~5月7日(日)]
《小牧長久手合戦図屏風》6曲1隻 江戸時代 名古屋市博物館蔵[4月15日(土)~5月7日(日)]

NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」は、先行きの見えない戦乱の世において、リーダーとしてたくさんの「どうする?」を突き付けられ、逃げることなく答えを出し続け乱世を終わらせた徳川家康に焦点を当てた展覧会。

本展では、家康誕生から豊臣政権下で着実に力をつけ、やがて天下人になった後に他界するまでを、文化財を通して紹介し、家康が生きた時代を浮き彫りにする。また、家康のほか、織田信長、豊臣秀吉など様々な戦国大名にまつわる品々や、その時代の美術品、歴史史料もあわせて展示する。

家康の遺愛品 - 大御所時代 -

重要文化財《洋時計》1573年 久能山東照宮博物館蔵[前期 4月15日(土)~5月14日(日)]
重要文化財《洋時計》1573年 久能山東照宮博物館蔵[前期 4月15日(土)~5月14日(日)]

三井記念美術館での展示は、「大御所時代」の章、家康遺愛品展示からスタート。慶長10年(1605年)に将軍職を二代目秀忠に譲った後、駿府に隠居し大御所政治を行った家康。他界後、久能山東照社に納められた駿府城内で愛用していた武器や茶道具、文房具、調度品といった愛用品の数々をピックアップする。

たとえば、鉄砲の名手だったとされる家康が駿府城下で作らせた火縄銃や、スペイン国王から贈られたゼンマイ式の時打ち時計、家康自ら調合した薬を入れたガラス製の薬壺など。ポルトガル語のガラス“ヴィドロ”が語源の“びいどろ”の薬壺の中には、胃腸の薬とされるみかんの皮を干した“陳皮”という茶色の粉末が入っている。

国宝の刀剣 - 天下人への道 -

国宝《短刀 無銘 正宗(名物 日向正宗)》鎌倉時代(14世紀) 三井記念美術館蔵[前期 4月15日(土)~5月14日(日)]
国宝《短刀 無銘 正宗(名物 日向正宗)》鎌倉時代(14世紀) 三井記念美術館蔵[前期 4月15日(土)~5月14日(日)]

続く「天下人への道」の章では、慶長5年(1600年)の関ケ原の合戦で東軍が勝利し、その3年後の慶長8年(1603年)に家康が征夷大将軍に任じられ、江戸幕府を開くまでに着目。ここでは、前期と後期に分けて展示される2つの国宝に注目したい。鎌倉時代の相州正宗の作品の中でも短刀の筆頭に挙げられる名刀「短刀無銘正宗」と、「短刀無銘貞宗」だ。

「短刀無銘正宗」は、もともとは豊臣家臣の石田三成が所持した短刀。関ヶ原の戦い前に三成の妹婿である福原直孝に与えたが、関ヶ原の戦いで家康と組んだ東軍の勝利により、水野日向守勝成の手に渡ったことから別名「日向正宗」とも呼ばれている。

今川・武田との抗争 - 戦国乱世の選択 -

《長篠合戦図屏風》6曲1隻 江戸時代(17世紀) 名古屋市博物館蔵[4月15日(土)~5月7日(日)]
《長篠合戦図屏風》6曲1隻 江戸時代(17世紀) 名古屋市博物館蔵[4月15日(土)~5月7日(日)]

「戦国乱世の選択」の章は、天正3年(1575年)に起こった織田・徳川連合軍と武田勝頼との抗争、長篠の戦いのほか、今川・武田との抗争に焦点を当てる。家康にとっても大きな転機となった長篠の戦いは、数多くの合戦図屏風に描かれた。また、長篠の戦い後の天正10年(1582年)は、武田氏の滅亡、本能寺の変、秀吉の天下統一など激動の年となった。この秀吉までの歴史の流れを象徴するように、信長、光秀、秀吉の画像を並べて展示する。

神として祀られた家康 - 東照大権現 -

《東照大権現像》天海僧正賛写 江戸時代(17~18世紀) 久能山東照宮博物館蔵 通期展示
《東照大権現像》天海僧正賛写 江戸時代(17~18世紀) 久能山東照宮博物館蔵 通期展示

「東照大権現」の章では、「東照大権現」としての家康の画像などを展示。元和2年(1616年)4月17日、駿府城内で他界し、久能山にて神として祀られた家康。朝廷の勅許を得て「東照大権現」という神号が与えられ、家康の画像は神格化された東照大権現として描かれることが増えていき、その影響による作品は相当数に及び現在まで伝わっている。

エピローグ - 御神体 家康の刀剣と甲冑

重要文化《金陀美具足》桃山時代(16世紀) 久能山東照宮博物館
重要文化《金陀美具足》桃山時代(16世紀) 久能山東照宮博物館

「エピローグ」では、“御神体”をテーマとした作品を展示。神号と東照大権現蔵、家康のご神体として神社の内陣に祀られた太刀、脇差、家康所用の甲冑金陀美具足、さらに秀忠所用の甲冑を目の当たりにすることができる。

【詳細】
NHK大河ドラマ特別展「どうする家康」
会期:2023年4月15日(土)~6月11日(日)※会期中、展示替えを行う。
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日※5月1日(月)は開館。
会場:三井記念美術館
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階
入館料:一般 1,500(1,300)円、大学・高校生 1,000(900)円、中学生以下無料
※70歳以上は1,200円(要証明)。
※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券提示で、2回目以降は( )内割引料金になる。
※障がい者手帳提示者、およびその介護者1名は無料(ミライロIDも可)。

■巡回展情報
・岡崎展
会期:7月1日(土)~8月20日(日)
場所:岡崎市美術博物館
住所:愛知県岡崎市高隆寺町字峠1番地 岡崎中央総合公園内
・静岡展
会期:11月3日(金・祝)~12月13日(水)
場所:静岡市美術館
住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3F

【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)

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