2023年上演予定の舞台から<おすすめミュージカル>を特集。人気作品『エリザベート』から待望の日本初演となる『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』まで2023年も話題作が目白押し。公演スケジュール・劇場・キャスト情報とあわせて紹介するので、気になる作品を見つけたら早めにチケットを購入して観劇に備えよう。
『オペラ座の怪人』や『キャッツ』など数々の名作ミュージカルの作曲を手掛けたロンドン・ミュージカル界の巨匠、アンドリュー・ロイド=ウェバーと、『We will Rock You』を手掛けた人気作家ベン・エルトンの強力なタッグにより誕生した『ザ・ビューティフル・ゲーム』。北アイルランド紛争のドキュメンタリー番組に胸を打たれたベン・エルトンが、実話をもとに書き上げた青春ミュージカルだ。2006年、2014年に続く今回の公演は、ジャニーズWESTの小瀧望が主演を務める。
■ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』
<東京公演>
期間:2023年1月7日(土)~26日(木)
会場:日生劇場
<大阪公演>
期間:2023年2月4日(土)~13日(月)
会場:梅田芸術劇場 メインホール
『エリザベート』は、ハプスブルク帝国最後の皇后エリザベートと、彼女を愛した黄泉の帝王“トート=死”が織りなす物語を描いた名作ミュージカル。今回は、エリザベート役は花總まりと愛希れいかがWキャストで担当し、トート役は、山崎育三郎、古川雄大、井上芳雄の人気三俳優が演じる。
■ミュージカル『エリザベート』
<福岡公演>
上演期間:2023年1月11日(水)~31日(火)
会場:博多座
※山崎育三郎は東京公演のみ。井上芳雄は福岡公演のみ。
ドーヴ・アチアが音楽・脚本・作詞を手掛けるフレンチミュージカル『キングアーサー』。重厚感ある音楽と現代的でポップなフレンチロックミュージックをミックスさせながら、ケルトに伝わる騎士達の物語を描いた作品が2023年に装い新たに上演される。主人公アーサー役には、数々の舞台・ミュージカル作品に出演してきた浦井健治を起用した。
■ミュージカル『キングアーサー』
<東京公演>
上演期間:2023年1月12日(木)~2月5日(日)
会場:新国立劇場 中劇場
一般チケット発売日:9月14日(水)11:00~
※2023年2~3月 群馬、愛知、兵庫公演ほかツアー公演あり
2004年にアメリカで製作された映画『ミーンガールズ』。女の子のリアルな学園生活やファッショナブルな世界観が大きな反響を呼んだ、ハイスクールコメディ映画の金字塔ともいえる作品だ。2018年にミュージカル『ミーンガールズ』として舞台化された本作が、主演に生田絵梨花を迎え、日本初上陸を果たす。
■ミュージカル『ミーンガールズ』
<東京公演>
上演期間:2023年1月30日(月)~2月12日(日)
会場:東京建物ブリリアホール
チケット一般発売日:2022年11月26日(土)10:00~
※その後、福岡、大阪公演を実施。
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は、遠藤達哉が2019年3月より「少年ジャンプ+」で連載をスタートした“スパイアクション&ホームコメディ”漫画。<スパイの男><超能力者の少女><殺し屋の女>による“仮初めの家族”の物語を描いた人気作品で、2022年4月にはテレビアニメ化された。そんな『SPY×FAMILY』が、2023年にミュージカルとして初めて舞台化される。ロイド・フォージャー役は森崎ウィン、鈴木拡樹、ヨル役は唯月ふうか、佐々木美玲(日向坂46)が担当。
■ミュージカル『SPY×FAMILY』
<東京公演>
上演期間:2023年3月8日(水)〜3月29日(水)
会場:帝国劇場
チケット一般発売日:2022年12月24日(土)
※2023年4月~5月に神戸、福岡公演を実施。
プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』をベースに、貧困、エイズ、ドラッグといった死と隣り合わせの生活にあえぎながらも懸命に生きる若者たちの姿を描いたミュージカル『レント』の再演が決定。イケル・グライフの演出、アンディ・セニョール Jrの日本版リステージによって、初演のジョナサン・ラーソンが『レント』に込めた、「No day but today(=過去もない、未来もない。今日という日を精一杯愛し、生きていく)」という力強いメッセージを歌い継ぐ。
■ミュージカル『レント』
<東京公演>
上演期間:2023年3月8日(水)~4月2日(日)
会場:シアタークリエ
1847年に刊行されたシャーロット・ブロンテの長編小説をミュージカル化した『ジェーン・エア』。孤児となった少女・ジェーンが、情熱と強い意志を持って自らの道を切り開く姿を描いた感動作が東京&大阪で開幕する。主人公のジェーン・エア役とその親友のヘレン・バーンズ役は上白石萌音と屋比久知奈が役替りのWキャストで、ジェーンが家庭教師として訪れる屋敷の主人役は井上芳雄が演じる。
■ミュージカル『ジェーン・エア』
<東京公演>東京芸術劇場プレイハウス
上演期間:2023年3月11日(土)~4月2日(日)
<大阪公演>梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
上演期間:2023年4月7日(金)~13日(木)
『ジプシー』は、かつて実在したストリッパーのジプシー・ローズ・リーの回顧録をベースにしたミュージカル。“究極のショー・ビジネス・マザー”の代名詞となった母ローズに焦点を当て、舞台で活躍する2人の娘を育てたローズを追うと共に、煌びやかなショービジネスの苦難を愛情たっぷりに描いた作品に、今回は大竹しのぶ・生田絵梨花らが挑む。
■東京公演
上演期間:2023年4月9日(日)~4月30日(日)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
※その後、大阪、愛知、福岡公演を実施。
スペインの国民的小説「ドン・キホーテ」を原作としたミュージカル『ラ・マンチャの男』。日本では1969年に初演を迎えて以来、松本白鸚が主演を務めてきた。そんな“松本白鸚のファイナル公演”が2023年に上演される。アルドンザ役には松たか子を起用。
■ミュージカル『ラ・マンチャの男』
日程:2023年4月14日(金)~4月24日(月)
会場:よこすか芸術劇場
ディズニーが1989年に製作した劇場版長編アニメーションをミュージカル化した舞台『リトルマーメイド』が、劇団四季の創立70周年を記念して札幌にカムバック。前回の公演では千秋楽を迎えることができなかった『リトルマーメイド』札幌公演が、“特別アンコール公演”として実施される。
■2023年上演予定のおすすめミュージカル『リトルマーメイド』
ミュージカル『リトルマーメイド』
開催期間:2023年5月~11月
会場:東1丁目劇場施設
『ファントム』は、フランスの小説家ガストン・ルルーのベストセラー小説『オペラ座の怪人』を原作としたミュージカル。2023年の公演では、2019年に引き続き城田優が演出を担当。ファントム役は城田と加藤和樹、クリスティーヌ役は真彩希帆とsaraがWキャストで演じる。
■ミュージカル『ファントム』
<大阪公演>
2023年7月22日(土)~8月6日(日)
会場:梅田芸術劇場メインホール
<東京公演>
2023年8月14日(月)~9月10日(日)
会場:東京国際フォーラム ホールC
バズ・ラーマンが監督を手掛けた映画『ムーラン・ルージュ!』をベースに、アレックス・ティンバース演出によってさらに世界観をパワーアップさせたミュージカル『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』。19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバッハから21世紀の歌手レディー・ガガまで、ポピュラーミュージック約70曲を使用した人気ミュージカルが、2023年夏に遂に日本上陸を果たす。※キャストなどの詳細は未定。
■ミュージカル『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』
公演時期:2023年夏
公演場所:帝国劇場
チケット発売日:未定
児童文学作品の名作「オズの魔法使い」を二人の魔女の視点から描いた『ウィキッド』は、劇団四季において再演リクエストが一番多く寄せられているという人気ミュージカル。今回は、劇団四季の創立70周年を記念して東京・JR東日本四季劇場[秋]にて上演される。
■ミュージカル『ウィキッド』
開幕時期:2023年10月
会場:JR東日本四季劇場[秋]
落ちこぼれながら天才的なピアノの才能をもつ音大生・“のだめ”こと野田恵が主人公の、クラシック音楽ラブコメディ漫画『のだめカンタービレ』が初のミュージカル化。のだめと千秋、そして仲間たちがステージ上で奏でるハーモニーに注目だ。尚、キャストなど詳細は、追って発表される。
■ミュージカル『のだめカンタービレ』
開催期間:2023年秋
会場:シアタークリエ