エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)は、2021-22年秋冬ウィメンズ&メンズコレクションを発表した。
今季は、自然の中でのシンプルな暮らしを描いたヘンリー・デイヴィッド・ソローの著書『ウォールデン 森の生活』から着想を得た。ヴィンテージのアウトドアウェアの機能性やディテールを落とし込み、ミリタリーのひねりを加えたデザインを提案。山や森の風景になじむ、クラシカルなアウトドアスタイルを展開する。
中でも、こっくりとしたレッドやブラウン、カーキなどウォーミングな色彩が印象的だ。
モスグリーンやレッドのメルトンで仕立てたマットな質感のジャケットは、温かみのある質感でありつつ、見た目よりも軽やかな着心地が魅力。ポリエステル混のウール地を使用することで、ベストやジャケットを重ねたレイヤードスタイルを楽しむのにぴったりな軽やかさに仕上げている。一方、光沢感のあるカーキのミリタリーコートはしっかりとしたタフな質感に。裏にボアをあしらうことで、無骨な雰囲気に柔らかさをプラスした。
色彩を統一した着こなしにさり気なく柄を差し込むことで、アクセントを効かせたルックも散見された。ブラックのボア付きコートとパンツには、黒地に鮮やかな刺繍を施したインナーを重ね、カーキのベスト、ジャケットの下からは、赤いチェックのネルシャツの裾がのぞく。
また、シワ感が表情豊かなデニムジャケットには、白い糸で華やかな刺繍を施したシャンブレーのドレスをコーディネート。落ち着いた雰囲気のチェックのセットアップにはレオパード柄のシャツを組み合わせ、エッジを効かせている。
ノルディック柄のガウンやモヘアセーター、タータンチェックのネルシャツなど、アウトドアウェアに見られるトラディショナルなモチーフも登場。アノラックパーカの上からノルディック柄セーターを重ねたスタイリングには、キルティングベスト、長靴を合わせてアクティブさを演出。グレンチェックのパンツが上品なエッセンスを効かせている。