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50年代のカルチャー&ファッション満載!フレンチ・ポップな映画『タイピスト!』

2013年8月17日(土)より、1950年代を生きるキュートな女性を主人公にしたフランス映画『タイピスト』の日本公開が決定。 当時のファッションやカルチャーを楽しめる、何もかもがカラフルに彩られたフレンチ・エンターテイメントの世界は必見だ。 

主演は2005年『ある子供』のソニア役で映画デビュー、2006年『譜めくりの女』でもセザール賞最優秀新人女優賞受賞にノミネートされ、今最も期待されている女優のひとり、デボラ・フランソワ。仏版ELLE誌も「文句のつけようのない完成度の高い作品」とのお墨付き。女性の社会進出が活発となっていた1950年代のフランスを舞台に、現代の私たちと同じように仕事や恋愛へ奮闘するローズを主人公にストーリーが描かれる。また、各方面で評価の高い映画「オーケストラ!」「アーティスト」の制作陣が集結したことも注目だ。

当時の働く女性のステイタスは、秘書になること。主人公のローズも秘書を夢見るひとりだったが、その道はとても険しい。秘書になるには唯一の特技「タイプライター」で頂点に立つしかない! あの手この手で、上司の指導のもとタイプライターを特訓するローズを待っているのは、念願の秘書への道か、それとも新たな恋か。

フランス映画界の新鋭レジス・ロワンサル監督が描く50年代カルチャー&ファッション満載のポップな世界をご堪能あれ。

■2013年6月24日(月)に有楽町朝日ホールで行われたトークイベントの様子

タイプライターコンテストが実際にあったと聞きました。映画化のきっかけを教えて下さい。

レジス・ロワンサル監督(以下監督):ある日、タイプ早打コンテストのドキュメンタリーTVを見て、「クレイジーだ!」と驚き、この映画のストーリーを思いつきました。3~4年かけてリサーチし、タイプライター早打チャンピオンにも会いました。そしてロッキーみたいなスポ根映画にできないかと考えたのです。

デボラ・フランソワ(以下デボラ):私は女ロッキーってことですか?

監督:メンタリティはロッキーだよ。(観客笑)

最初に脚本を読んでどう思いましたか?

デボラ:本当にこの役を演じたいと思いました。他のライバルの女優は殺すくらいの意気込みでした。(笑)

どのシーンが一番好きですか?(質問者は)ベッドで小悪魔的なポーズをとるシーンが好きでした

デボラ:私もあのシーンが大好きです。あれはアドリブなんです。50年代の女性なのに、ベッドに寝転がって足をあげるなんて!私がそうすると現場は爆笑だったんです。あとは、平手打ちのシーンが好きです。ロマン・デュリスに仕返しをした感じです。(笑)

監督:ローズの誕生日にルイがプレゼントをするシーンが好きです。あとはパリで二人がさよならをするシーン。ジュテーム(愛している)というが、困惑するデボラが素晴らしかった。

タイプライターはどのようにトレーニングされたのでしょうか?

デボラ:スタントは一切ないんです。6ヶ月間トレーニングをしました。週3回コーチがつき、宿題もあり1日2~3時間の自己練習も毎日行いました。監督の要求も高く、優しくなかったので。(笑)

色々なタイプライターが出てきますが、当時のものを集めるのは大変だったのでは?美術の面で苦労は?

監督:確かに大変でした。あの頃のタイプライターを、世界各国から200台くらい集めたんです!しかも2台同じものを揃えるのは至難の業でした。そして見つけても、どれもとても古いので、新しいものに見える様に手直しが必要でした。世界観は、観客が50年代にダイブするように細部までこだわり抜きました。

デボラは、ローズにおけるタイプライターのような特技はありますか?

デボラ:フランスにはこういうことわざがあります"何かに秀でた人は役者になっていない"。(笑)

映画の中の色彩が印象的でした。

監督:バスルームから出てくるシーン、ネオンライトのラブシーンはヒッチコックのめまいをオマージュしています。

~最後にメッセージ~
デボラ:日本に戻って来れて嬉しいです。日本にくるチャンスはあったけど関東大震災の影響でなかなか来日は難しかった。また皆様にお会いできて本当に嬉しく思います。

最後、デボラ・フランソワは感極まりつつ日本への思いを語って、舞台挨拶を終えた。

【ストーリー】
1950年代フランス。女性たちは自由を求めて社会へ飛び出そうとしていた。そんな彼女たちの憧れNo.1職業は「秘書」。その中でも最も高いステイタスを得られるのは、当時一大競技として人気だった「タイプライター早打ち大会」で勝つことだった。都会暮らしに憧れて、田舎から出て来たデボラ・フランソワ演ずるローズは、保険会社を経営するルイ(ロマン・デュリス)の秘書に応募。晴れて採用されるも、不器用なローズは、一週間でクビを言い渡される。「ただし─、」と、意外な提案をもちかけるルイ。ローズの唯一の才能〈タイプの早打ち〉を見抜いたルイは、彼女と組んで世界大会で優勝するという野望を抱く。1本指打法から10本指への矯正、難解な文学書のタイプ、ピアノレッスン、ジョギング、心理戦の訓練……。めきめきと才能を開花させていくローズ、ところが―――。

■レジス・ロワンサル(監督/脚本)について
映画制作を学んだ後、スタッフとして制作現場全体を経験するために、撮影アシスタントやセット、音響などを務める。1998年、短編『Madame Dron』で監督デビュー。続いて短編『Simon』(01)、ジェーン・バーキン、マリアンヌ・フェイスフルらが出演するドキュメンタリービデオ『Rendez-vous avec Jane』(05)、短編『Belle, enfin possible』(05)を監督する。劇映画は全作、脚本も担当している。その他、フランスのシンガー、ジャン・ルイ・ミュラのPVも手掛ける。長編映画監督デビュー作となる本作で、セザール賞第1回作品賞にノミネートされ、今国内外で最も注目されている監督だ。 

■デボラ・フランソワ(主演)について
1987年、ベルギー、リエージュ生まれ。2005年、ダルデンヌ兄弟監督の『ある子供』でデビュー。この作品はカンヌ国際映画祭パルムドールに輝き、フランソワもセザール賞有望若手女優賞にノミネートされ、たちまち注目される。その後、『譜めくりの女』(06)でも同賞にノミネートされ、『Le premier jour du reste de ta vie』(08)で同賞受賞を果たす。2010年には、フランス人女性監督が阪神・淡路大震災の被災者のその後を描いた『メモリーズ・コーナー』に出演、西島秀俊、阿部寛と共演する。その他、ソフィー・マルソー主演の『レディ・エージェント 第三帝国を滅ぼした女たち』(08)、『21番目のベッド』(09)、ヴァンサン・カッセル共演の『マンク ~破壊僧~』(11)などに出演、今最も期待されている若手女優のひとり。

【映画情報】
タイピスト(原題/Populaire)
監督:レジス・ロワンサル
製作:アラン・アタル『オーケストラ!』 撮影監督:ギョーム・シフマン『アーティスト』
出演:ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ
製作国:フランス
配給会社:ギャガ
劇場公開:2013年夏 ヒューマントラストシネマ有楽町他全国順次ロードショー

© 2012 – copyright : Les Productions du Trésor – France 3 Cinéma – France 2 Cinéma – Mars Films - Wild Bunch - Panache Productions – La Cie Cinématographique – RTBF (Télévision belge)© Photos - Jaïr Sfez.

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日時:2013-06-25 20:30