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エスパス ルイ・ヴィトン東京でダグ・エイケン展 - アラスカの景色を映しだす没入型インスタレーション

ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON) 表参道店内のアートスペース「エスパス ルイ・ヴィトン東京」では、アメリカ人アーティスト、ダグ・エイケン(Doug Aitken)の展覧会「New Ocean: thaw」を、2020年11月13日(金)から2021年2月7日(日)まで開催する。

ダグ・エイケンの没入型インスタレーションを展示

《ice forms VII》2008年
《New Ocean: thaw》、2001年の制作用スチル
Courtesy of the artist
《ice forms VII》2008年
《New Ocean: thaw》、2001年の制作用スチル
Courtesy of the artist
© Doug Aitken

ダグ・エイケンは、カリフォルニア州レドンドビーチに生まれ、現在はロサンゼルスを拠点に活動するアーティストだ。写真や彫刻から、映像、インスタレーションまで多岐にわたる表現媒体を駆使するエイケンは、“光の移ろいと動き”を浮き彫りにする編集手法と空間の活用を通して、“知覚”に向き合う作品を手掛けている。

人物像や風景を題材とするエイケンの作品では、映像がさまざまな支持体に投影され、音と絡みあい、時に空間にも散りばめられる。それによりエイケンの映像作品は、単に視覚に訴えかけるのみならず、ほとんど身体を巻き込むような知覚経験へと誘うのだ。

“自然と人為”の間の曖昧さ

本展「New Ocean: thaw」は、ダグ・エイケンによる没入型インスタレーション《New Ocean: thaw》を紹介する展覧会。同作では、半円形をなすように設置された3面スクリーンに、アラスカの景色や空、溶けゆく氷河といったイメージが、完全に抽象化される手前で万華鏡のようにめくるめく映しだされる。

そこには自然が鮮やかに捉えられているようではあるものの、レンズの効果で太陽の光は散乱され、氷河の音は電子音とミキシングされているように、編集という操作が引き起こす“自然と人為”の曖昧な領域も感じることができるであろう。

展覧会概要

展覧会「New Ocean: thaw」
会期:2020年11月13日(金)〜2021年2月7日(日)
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル 7階
開館時間:12:00〜20:00
※休館日はルイ・ヴィトン 表参道店に準ずる
※入場無料・予約不要
※会場内の混雑防止のため、入場を待つ場合あり

【問い合わせ先】
TEL:0120-00-1854

Photos(1枚)

エスパス ルイ・ヴィトン東京でダグ・エイケン展 - アラスカの景色を映しだす没入型インスタレーション|写真1

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