マット・リーブス監督による映画『ザ・バットマン』が、2021年に劇場公開決定。主演はロバート・パティンソンが務める。
DCコミックス『バットマン』は、架空の都市・ゴッサムシティを舞台に、悪と戦うヒーロー“バットマン”としての顔を持つブルース・ウェインを主人公にした物語。これまで数々の監督によって実写化されてきた人気作品で、特にクリストファー・ノーランの手掛けたシリーズ3部作は、今なお根強い人気を誇る。また作品に登場するヴィランファンも多く、人気ヴィランの1人・ジョーカーの誕生秘話を描いた単体映画『ジョーカー』(2019)は、公開されるや否や、世界中で大ヒットを記録した。
今回『ザ・バットマン』を手掛けるのは、『猿の惑星』リブート版を代表作に持つマット・リーヴス監督。映画『トワイライト』シリーズで主人公のヴァンパイアを演じたロバート・パティンソンを新たなバットマンとして迎え、“若き日のブルース・ウェイン”に焦点を当てたミステリー要素の強い物語を描くという。また『バットマン』シリーズお馴染みの、ブルースの執事・アルフレッド・ペニーワースには、アンディ・サーキスとジェフリー・ライトがそれぞれ演じる。
バットマンの宿敵となる人気ヴィランたちが、多数登場するのも映画『ザ・バットマン』の見どころ。中でも注目は、ジョーカーに並び多くのファンを持つヴィラン・ペンギンだ。
ペンギンといえば、ティム・バートン監督の『バットマン リターンズ』でダニー・デヴィートが演じた強烈なビジュアルが印象的だが、『ザ・バットマン』ではなんと甘いマスクの持ち主 コリン・ファレルが抜擢。太った体型に、よたよたと歩く滑稽な見た目のヴィランを、コリンがどのように演じるのか?是非チェックしてみてほしい。
さらに天才的な頭脳で、バットマンを陥れようとするリドラーをポール・ダノ、セクシーな見た目の女泥棒・キャットウーマンをゾーイ・クラヴィッツ、強力な暴徒ボスで知られるカーマイン・ファルコン役をジョン・タトゥーロが演じるなど、これまでのキャラクターのイメージを一新させた豪華キャストが勢ぞろい。これらのヴィランたちもまた、ヴィランとして完全な姿になるまでの物語が描かれるとのことだ。
なお映画『ザ・バットマン』は、『チャイナタウン』(74)、『フレンチ・コネクション』(71)、『タクシードライバー』(76)に代表される、1970 年代の“リアルなストリート”を題材にした作品から影響を受けたことも明かされている。マット・リーブス監督が描く、新たなる“バットマン”の物語に高い期待が募る。
映画『ザ・バットマン』
日本公開時期:2021年
アメリカ公開時期:2021年10月1日予定、3D/2D/IMAX 公開予定
原題:The Batman
監督:マット・リーブス
脚本:マット・リーブス、マットソン・トムリン
キャスト:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライトほか