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現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場

「ヨコハマトリエンナーレ2020『アフターグロウ(AFTERGLOW) ー 光の破片をつかまえる』」が、2020年7月17日(金)から10月11日(日)まで、横浜美術館およびプロット48(みなとみらい21中央地区48街区)、日本郵船歴史博物館にて開催される。

“光の破片”を捉えて

イシャム・ベラダ《Présage(予兆)》(スティル) 2007-
© Hicham Berrada, © ADAGP Hicham Berrada, Courtesy the artist and kamel mennour, Paris/London
Photo by Hicham Berrada
イシャム・ベラダ《Présage(予兆)》(スティル) 2007-
© Hicham Berrada, © ADAGP Hicham Berrada, Courtesy the artist and kamel mennour, Paris/London
Photo by Hicham Berrada

3年に1度開催される現代アートの国際展「横浜トリエンナーレ」。今回は、長年にわたって世界で活躍するインドの3人組アーティスト集団「ラクス・メディア・コレクティヴ」がアーティスティック・ディレクターを務める。日本で初めて作品を発表するアーティストはもちろん、本展のために制作される新作やプロジェクトが多数集結し、刺激的な最先端の現代アートを一度に楽しめる機会となっている。

アントン・ヴィドクル《宇宙市民》(スティル)2019
Courtesy of the artist, Asakusa and Vitamin Creative Space
アントン・ヴィドクル《宇宙市民》(スティル)2019
Courtesy of the artist, Asakusa and Vitamin Creative Space

今回タイトルに掲げた“アフターグロウ”──残光とは、わたしたちが日々知らずのうちに触れている、宇宙誕生の瞬間に放たれた光の“破片”のことだ。

太古の昔に生まれたエネルギーが創造の糧となって、今に宿る。それと同じように「ヨコハマトリエンナーレ2020」は、多様なレベルでの破壊/毒、そして回復/治癒のなかで人間の営みが行われてきたと捉え、“毒”を排除するのではなく、いかにしてそれと共存するのかという問いを共有し、考えてゆく展覧会となる。

思考の源泉“ソース”を起点にキュレーションした65組のアーティスト

ニルバー・ギュレシ《鞍馬》(「知られざるスポーツ」より) (部分) 2009
© Nilbar Güreş, Courtesy of Galerist
ニルバー・ギュレシ《鞍馬》(「知られざるスポーツ」より) (部分) 2009
© Nilbar Güreş, Courtesy of Galerist

「ヨコハマトリエンナーレ2020」では、作品の“テーマ”ではなく思考の源泉となる“ソース”を起点にキュレーション。「独学」「発光」「友情」「ケア」「毒性」といった5つのソースから導き出されるキーワードに応答する、65組のアーティストによる作品が展示される。

レボハング・ハンイェ《ケ・サレ・テン(今もここにいる)》(スティル)
©LEBOHANG KGANYE, Courtesy of AFRONOVA GALLERY
レボハング・ハンイェ《ケ・サレ・テン(今もここにいる)》(スティル)
©LEBOHANG KGANYE, Courtesy of AFRONOVA GALLERY

約半数が日本を含むアジア圏から、約4分の1が中東、中南米、アフリカから出展しており、非欧米圏のアーティストが多数出展している。また、レボハング・ハンイェなど、約半数が1980年代以降に生まれた若手作家である点も特徴的だ。

佐藤雅晴《ガイコツ》2018
© Estate of Masaharu Sato, Courtesy of KEN NAKAHASHI
佐藤雅晴《ガイコツ》2018
© Estate of Masaharu Sato, Courtesy of KEN NAKAHASHI

リアルなイメージのなかに違和感を誘う作品を手掛ける佐藤雅晴、自らの“生”を確かめるべく、裸体に絵具を纏う姿を写真やパフォーマンスで発表する新宅加奈子、ニューヨークとベルリンを拠点に活動するアントン・ヴィドクルらの名が連なる。

エヴァ・ファブレガス《ポンピング》2019
エヴァ・ファブレガス《ポンピング》2019

さらに、鉱物が起こす化学反応を視覚的なイメージとして提示するイシャム・ベラダ、ジェンダーや文化的アイデンティティへの関心を、ユーモラスな表現へと移し変えるニルバー・ギュレシ、大型のソフト・スカルプチャーやインスタレーションを通して、身体や欲望が産業デザインから受ける影響を探るエヴァ・ファブレガスをはじめ、日本での作品発表が初となるアーティストも多数参加する。

対話を広げるイベント「エピソード」も展開

ヨコハマトリエンナーレ2020 プレイベント「エピソード00 ソースの共有」
新宅加奈子 パフォーマンス「I’m still alive」
撮影:加藤甫 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会
ヨコハマトリエンナーレ2020 プレイベント「エピソード00 ソースの共有」
新宅加奈子 パフォーマンス「I’m still alive」
撮影:加藤甫 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

なお「ヨコハマトリエンナーレ2020」は 通常の展覧会に加えて、2019年11月より横浜などで開催される「エピソード(Episōdo)」と呼ばれるイベントとの2部構成となる。考える出発点“ソース”を共有するための「ソースブック」と名付けた書物を加え、対話を誘う場を提供し、世界に対する認識を広げることを目指している。「エピソード」は、展覧会の会期前後の時期に、横浜以外の場所も視野に入れてプログラムを開催予定。プログラム詳細は後日発表される。

詳細

ヨコハマトリエンナーレ2020
会期:2020年7月17日(金)~10月11日(日)
開場時間:10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)
休場日:木曜日(ただし7月23日(木)、8月13日(木)、10月8日はのぞく)
会場:横浜美術館、プロット48(みなとみらい21中央地区48街区)、日本郵船歴史博物館
料金:一般 2,000円、大学生・専門学校生 1,200円、高校生 800円、中学生以下 無料
※チケットは日時指定の予約制。
※会期中の金曜・土曜と会期最終日の10月11日(日)は20:00まで開場。
※10月2日(金)、10月3日(土)、10月8日(木)、10月9日(金)、10月10日(土)は21:00まで開場。

<会場情報>
・横浜美術館
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
・プロット48
神奈川県横浜市西区みなとみらい4-3-1
・日本郵船歴史博物館
神奈川県横浜市中区海岸通3-9

【問い合わせ先】
横浜トリエンナーレ組織委員会事務局
TEL : 045-663-7232 (平日 10:00~18:00)

Photos(25枚)

現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像1 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像2 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像3 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像4 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像5 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像6 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像7 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像8 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像9 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像10 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像11 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像12 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像13 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像14 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像15 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像16 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像17 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像18 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像19 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像20 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像21 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像22 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像23 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像24 現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」横浜で開催、“共存”をめぐる対話の場 画像25

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