神奈川の平塚市美術館では、特集展「国立劇場の名品展ー鏑木清方、小倉遊亀、東山魁夷、髙山辰雄、加山又造…」を、2025年10月11日(土)から2026年2月15日(日)まで開催する。
特集展「国立劇場の名品展ー鏑木清方、小倉遊亀、東山魁夷、髙山辰雄、加山又造…」は、東山魁夷や鏑木清方、加山又造などの日本画を中心に、国立劇場を彩ってきた作品を一挙公開する展覧会だ。
1966年に設立された国立劇場の場内には、日本画を中心に、当時の画壇最高峰の画家による作品が飾られてきた。国立劇場は2023年より、再整備などに伴って閉場しており、平塚市美術館はこれらの作品36点の寄託を受けている。本展は、国立劇場を彩ってきた作品を場外で一堂に展示する、初の機会となる。
会場では、平塚市美術館が寄託を受けた、全36点の作品を公開。東山魁夷の《雪原譜》、川端龍子の《天橋図》、加山又造の《紅鶴》といった作品に加えて、鏑木清方の《野崎村》など、歌舞伎や文楽のいち場面、役者を描いた作品も紹介する。
本展で紹介する作品は、清方の《野崎村》を除いて、いずれも第二次世界大戦後に制作されたものだ。戦後には、伝統的な日本画と新しい社会を生きる人々の感覚のあいだに隔たりが生じ、新たな日本画のあり方を模索する画家が活躍したのであった。展示作品の多くからは、こうした傾向を見てとることができるだろう。
特集展「国立劇場の名品展ー鏑木清方、小倉遊亀、東山魁夷、髙山辰雄、加山又造…」
会期:2025年10月11日(土)〜2026年2月15日(日)
会場:平塚市美術館 展示室I
住所:神奈川県平塚市西八幡1-3-3
開館時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日(10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)・24日(月・振)、1月12日(月・祝)は開館)、10月14日(火)、11月4日(火)・25日(火)、12月29日(月)~1月3日(土)、1月13日(火)
観覧料:一般 200円(140円)、高校・大学生 100円(70円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※毎週土曜日は高校生無料
※各種障がい者手帳の所持者および付添1名は無料
※65歳以上の平塚市民は無料、市外在住者は団体料金(年齢・住所を確認できるものを要提示)
■同時期開催
・企画展「没後35年 北澤映月展」
会期:2025年10月11日(土)〜11月30日(日)
【問い合わせ先】
平塚市美術館
TEL:0463-35-2111