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長岡 夏都
Katariina Kuusikero
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キコ・コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)は、2026年春夏メンズコレクションを2025年6月28日(土)にフランス・パリで発表した。
キコ・コスタディノフがコレクションを通じて描き出すのは、架空の島、淡々と時間の流れる町で過ごす1日の物語。落ち着いた朝、仕事に出かける昼、華やかな夜と、日常のライフスタイルに寄り添うようなウェアが展開されている。
たとえば、ブルガリア軍のパジャマからインスパイアされたシャツやパンツは、緩やかなシルエットでリラクシングな佇まいに。シャツの前合わせを留めるボタンが特徴的だ。また、ダメージ加工を施した真っ赤なデニムツイルやアースカラーのコットンツイル、ブルーのウールなど、多彩なワークウェアはデイタイムの装いを連想させる。
夜に向けてはセットアップを提案。カラフルなピンやアシンメトリーなボタンで遊びを効かせたテーラードジャケットのスーツをはじめ、コンパクトなノーカラージャケット、スタッズを配した構築的なジャケットが提案されている。
印象的なのは、風合い豊かな素材使い。ブルゾンに落とし込まれた幾何学的なフリンジジャカードは、モチーフを縁取るようなフリンジの起毛感によって立体感のある模様に。読谷焼きの釉薬から着想を得た製品染めのジャージートップスやパンツ、絣染めの花柄テキスタイルとスタッズの装飾を組み合わせた半袖トップスなども登場している。
アシックス(ASICS)とコラボレーションした足袋型のランニングシューズは、1960年代風のレトロなロゴを配し、グラデーション仕上げを施してコーディネートのアクセントに。ネオンイエローのソールやヴィヴィッドなグリーンのアッパーが存在感を放っていた。
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