映画『キャンドルスティック』が、2025年7月4日(金)に公開される。主演は阿部寛。菜々緒や津田健次郎が共演。
暗号通貨や株などで、誰もが大金を稼ぐ“億り人”になれるといっても過言ではない現代——。映画『キャンドルスティック』は、元天才ホワイトハッカーの主人公・野原が“金融市場の番人”であるAIを騙し、FX市場で大金を手に入れることを目論むという物語だ。日本、台湾、イラン、ハワイの4か国6都市を舞台に、スリリングなマネーサスペンスを展開していく。
なお、映画タイトルの『キャンドルスティック』は、株売買のタイミングを判断する重要なサインを示す「ローソク⾜」を意味。川村徹彦による小説「損切り:FX シミュレーション・サクセス・ストーリー」を原作としている。
主演は、阿部寛。罠にはめられ全てを失った元天才ホワイトハッカーで、“AI を騙す”計画の発案者である野原を演じる。共演は、『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』の菜々緒や、声優ほか『トリリオンゲーム』など俳優としても活躍する津田健次郎。このほか台湾を代表する役者のアリッサ・チアや、『オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁』のリン・ボーホン、サヘル・ローズなども名を連ねる。
主人公・野原…阿部寛
罠にはめられ、すべてを失った元天才ホワイトハッカー。“AI を騙す”計画の発案者で、数字に色がついて見える共感覚を持つ。元号が変わり、金融機関のシステムが一番油断して混乱する2019年5月7日に作戦を実行しようとするが……。
杏子…菜々緒
野原の恋人でFXトレーダー。野原と同じ共感覚を持ち、計画をサポートする。
功…津田健次郎
杏子の元夫で数学者。
リンネ…アリッサ・チア
台湾の大企業の幹部。
リー…リン・ボーホン
台湾の若き経営者。
メイフェン…タン・ヨンシュイ
リンネの娘。
監督は、グッチ(GUCCI)やユニクロ(UNIQLO)などの広告映像ディレクションほか、MV監督などを務める⽶倉強太。『キャンドルスティック』が映画初監督作品となる。
刑務所を出所した元天才ハッカー・野原は自分と同じく数字に色がついて見える“共感覚”を持つ女性・杏子と出会い、恋に落ちる。台湾の野心的な企業家、リンネはFX市場を利用し一儲けするため、野原とかつての仲間たちに声をかける。その作戦は金融取引の番人である、“AIを騙す”こと。決行日は元号が変わり、金融機関のシステムが一番油断して混乱する、円が最も隙だらけの日-2019年5月7日。
一方、川崎工業地帯では難民・移民の子のための「夜光ハウス」が立ち退き寸前の危機に陥っていた。施設を守るファラーとイランのハッカー・アバンは返済のためのある計画を練る。これはねじれた偶然か?2つの計画の日時は奇しくも一致していたのだ。日本、台湾、イラン、ハワイー世界6つの都市を舞台に、それぞれの運命と思惑が交錯していくマネーサスペンス。
【作品詳細】
映画『キャンドルスティック』
公開日:2025年7月4日(金)
監督:米倉強太
脚本:小椋悟
出演:阿部寛、菜々緒、アリッサ・チア、サヘル・ローズ、津田健次郎、リン・ボーホン、YOUNGDAIS、マフティ・ホセイン・シルディ、デイヴィッド・リッジス
製作:ジャズフィルム、ジャズインベストメント
原作:川村徹彦「損切り:FX シミュレーション・サクセスストーリー」
配給:ティ・ジョイ